ルイ14世の愛妾フランソワーズ…
怪僧ラスプーチンとフェリックス・ユスポフ公爵…
無敗の剣士、宮本武蔵…
などなど、歴史上の濃ゆ〜い人物が、鮮明に描かれていて凄く面白い！

渦巻く陰謀、若さへの嫉妬、強さへの憧れ、
果てない人間の欲望を魔女ボアザンが優しく（？）見守ります。

今までの歴史漫画は固いイメージがありましたが、
絵柄もエロティックで綺麗なので、
キャラクターが生き生きとしています。

個人的に「人間」が描かれている漫画が大好きなので、
この漫画はかなりツボりました。
大人が読んでも面白い！

『不思議な少年』の山下和美とか
『チェーザレ・ボルジア』の塩野七生とか
好きな人、特におススメです。

ネメシス連載で知りましたが、
この作者の他の作品も興味を持ちました。

3巻のレビューで　明くんとみきちゃんが結ばれて欲しいとか書いておきながら
4巻で結ばれてしまったら、なんだかめっちゃ嫉妬してしまい
やっぱり明くんが大好きだー！と再び気づいてしまいまして自分でもビックリです＠＠；

ヲバさんが何言ってんだと思われるでしょうが、
中学生の頃、新刊の発売日が待ち遠しくて、毎日本屋さんに通った
当時の気持ちを思い出せた作品でした。

いつまでたってもアコガレの男子なんですね・・・明くん

個人的には全５巻にこだわらなくても良かったのに~とは思いますが（笑

全巻を通して、楽しく読めるストーリーで、
あのデーモンもこのデーモンも救われたことが本当に嬉しかった。

永井先生、高遠先生、ありがとうございました。