★近未来を舞台にした西部劇風味のSFアクションで、マイケル・パレがビリー・ドラゴのバイク軍団に立ち向かうというお話。そこにサイボーグをめぐる陰謀サスペンスを織り混ぜた趣向。開発は宇宙が舞台だが、中盤から荒廃した砂漠の星に移行する。アクション見せ場も一応頑張っており、なかなか派手に要領よくまとめている。まぁ飽きさせないのは結構★。
この本はA4サイズの大型書籍で、オリジナルのメガCD版の資料集となっており、
半数以上がカラーページで構成されています。
内容は公式設定資料の名の通り、
ETERNAL BLUEの主人公ヒイロやヒロインのルーシアを始めとした
主要キャラクターの設定ビジュアルから始まり、世界観設定ビジュアルに開発秘話、
メイン開発
スタッフのインタビュー話、ビジュアルシーンの絵コンテ、
販促に使用されたイラストに加え、初代LUNAR THE SILVER STARのキャラクターイラストと言った
LUNAR世界を構築するに際した様々な事情やイラストを、この本で垣間見る事が出来ます。
どこか
ジブリ作品のラピュタ世界を思わされつつも、
完全にLUNAR独自の世界観を見事に構築しているイラスト郡に、
「この世界に自分も足を運んで冒険してみたい」と思わされる程のワクワク感を個人的に覚えました。
全ページが見どころ読みどころなのですが、中でもビジュアルシーンの絵コンテは
実際のムービーシーンとの比較レイアウトで掲載されており、個人的お薦めです。
オリジナルのメガCD版発売に合わせて出版された本なので
後に移植されたサターン版プレステ版とは絵柄や世界観の一部が違いますが
ETERNAL BLUEやSILVER STARのLUNAR二作品がお好きな方なら
手にとって所持しても決して損はしない一品だと思いますよ。
ちなみに攻略本ではなく設定資料集なので、その点だけはお間違い無きようお願いします。
ゲーム「Lunarシルバーストーリー」のサイドストーリーではありますが、ゲームを未プレイでもなんの問題もない位、独自の世界観と物語を構築しています。この本は初版でたまたま購入して、現在も所持しているのだけど、大変好きな本なので、今回キンドル版であらためて購入させていただきました。余談ですけど「Lunar」関係で船戸さんはもうひとつ、別のお話を書いていますが、そちらはほぼこの「ヴェーン
飛行船物語」とは繋がっていないので、ガレオン目的で買うと肩透かしを食らう事になるでしょう(そちらはそちらで面白いですけど)。