なにしろ坂本龍一さんが若いころ使用していたような、不安定なアナログビンテージピアノが多用されていてまるで骨董品のグランドピアノを調律していない不安定さが際立っています。作詞の方もそれに便乗して面白いです。これを聞いてから最近発売のRoland V-PIANOを購入してバンドでカバーすることを決意しました。
非常に良く出来た作品だと思います。
昔話や落語、歌舞伎などを題材にしたどこか懐かしく楽しい、安心できる世界観。
その世界を魅せる美しいグラフィックと音楽。
キャラクターもフルボイスですが、声優さんの演技も素晴らしかったです。
その上で極端な萌え要素も無く、純粋にかっこいい・可愛いと思える魅力的なキャラクター達に
仕上げてる印象でした（雷神はちょっとやりすぎかなとは思いましたがｗ）。
クリア時間も最近のゲームにしては短めで１回目のクリアは８時間程度で、全エンディングを見るのにも３０時間程度で済みました。
ゲームシステムに関してはやや単調との意見もあるようですが、自分は飽きる前にクリア出来たので、プレイ時間とシステムのバランスから鑑みれば程良くまとまっているのではないかと思います（確かに１００時間やれと言われたら絶対飽きると思いますが）。
嫁さんも隣で自分がプレイしているのを見ているだけでも面白いと言っていましたので、カップルや夫婦で物語を楽しみながらやるというのもオススメかも知れないです。
VITA版が初プレイになります。
本作は朧流剣術・村正というキーワードが軸となる物語を
2人の主人公(鬼助・百姫)を操りながら進めていく形になります。
それぞれにストーリーが用意されており、キャラの切り替えは
セーブ後、ゲーム中断→
タイトルにもどりキャラを選ぶといった
感じで、片方のキャラクターをすべてクリアするまで不可なんて
ことはなく、両方少しずつ進めるということも可能です。
アクション部分ですが、移動などはVITAのスティックで
操作することになります。右下、左下で回避だったり
少し特徴のある操作ですが、これも慣れれば問題ないかと。
アクションが苦手という人も本作は無双と修羅という2つの
難易度が選べます。無双でプレイしましたが、システムを
使いこなせなくても10時間ほどで百姫・鬼助とも一通り
クリアできました(特定の刀を手に入れることで見られるEDは除く)
苦手な方も安心して遊べます。
グラフィック・サウンドは文句なしです。
グラフィックは非常に美麗で、個人的には背景がすばらしいです。
雪景色、霧がかった風景、夕焼け、すすき野原、竹林、山岳、寺院...
どれもVITAの液晶のせいもありとてもきれいです。
VITAにはスナップショット機能があり、本作も対応してますので、
キャラと組み合わせてお気に入りの一枚なんてのもいいのではないでしょうか。
温泉もありますのでムフフ、、、
サウンドはベイシスケイプ。和風でかつ各シーンにマッチしており、
ノリのいいものから、荘厳なものまで色々です。iTunesなどで試聴できます
ので聞いてみてはいかがでしょうか。
ダウンロード版は435MB程度。DL版もメモリカードを圧迫するほどのものでは
ないので元々本作がすきという方はDL版でいつでも持ち歩いてみても
いいかもですね。
追加DLCが4つ(追加短編シナリオ・有料)予定されていますので
その辺も楽しみです。
VITAもってる方には是非遊んでみてほしいアクション作品。
超きれいなポリゴンもいいですが、2Dもまだまだ捨てたものじゃないって
ことをわからせてくれると思います。
楽しみにしていたので予約して大切に拝読しました。
古都の片隅の日常からするするするっと二人の恋愛に入り込んで行けました。
ああこんなカップル、あの街には本当にいるかもしれないな、って思わせてくれる魔法が。
かわい先生の
京都モノにはある気がします。
イラストは、もう少し重厚感がある方がよかったかなと読む前は思っていたのですが。
読んでみたら、話が結構リアルで淡々としていたので、これくらい繊細で美しくて大正解。
少しネタバレかな・・・
昔馴染みとの再会愛と言えなくもないけど、別に一目で恋に落ちたわけじゃない。
少しずつ距離を詰めていく間に、もし何かがあってふと縁が切れてしまえばそれまで、というドライさ。
それがすごくリアルで。
ほんと、そんなもんですよね・・・
「この人しかいない！」なんて思いつめる恋愛はドラマチックではあるけど現実味はあまりないｗ
割と投げやりだったり、出たとこ勝負な感じ、手探りなところもよかったです。
京男くん目線が本編ではほとんどなく、ただでさえ無口なので何を考えているかわからない。
そのおかげで主人公に感情移入できたような気がします。
「いとしいとし~」みたいなカタルシスはないけど。
ウサギさんのキャラはちょっと似てるかな。
いかにもな京女。
で、あれのキツネさんが、ヘンに歪まないでまっすぐ育って職人の道を選んでいたらこうなった、みたいな京男。
雅びというよりは鷹揚さ。
包容力があって、ツンデレをものともしない。
とてもお似合いのカップルでした。
京都の食文化の件のバランスも自分にはちょうどよかったです。
ビバ禁煙！
彼がやってるバー、彼が勤めてる料亭にも足を運びたくなってしまいました。
そしていつか彼らが開くお店にも。
派手さはないけど、ドロドロもなく、読後感のよい普通の恋愛小説としておすすめします。
