ワイルド・フラワーズ [DVD]
遂にDVDが出ましたね。
劇場は閑古鳥が鳴いていましたが、わたしは熱い涙で泣いておりました。
最近のプロレス映画の中でも……というのではなく、多くのスポーツ映画の中でもこれだけクライマックスの格闘シーンで白熱できるものはそうありません。日本映画の中では本当に稀有な作品です。
私はプロレスファンでも格闘技ファンでもないのですが、“プロレス”というものがどんなに複雑なエンターテイメントなのかも知ることが出来、また人々を勇気付けるものなのかを知った気がします。
正直スポーツは生中継に叶うものはないと思うのですが、これはフィクションとしての映画のアクション(活劇)と、ある女の子たちの肉体的チャレンジのドキュメントが渾然一体となった迫力で、オリンピックドキュメント並に手に汗握るものがあります。
しかし、ラストのちょっとベタではあるが、あのナレーションは虚をつかれて本当に涙が出ます。
がんばろ~! と久しぶりに気持ちいいラストを迎えられる幸せな映画です。
猫でもわかるキャッツアイ 木更津キャッツアイワールドシリーズ ナビゲートDVD
テレビ・日本シリーズと今回のワールドシリーズで完結は残念だけど・・・。久々にキャッツの面々に会える喜び〜このナビゲートDVDを見たら・・・映画が待ち遠しくなるし、すぐ映画館に行きたくなること間違いなし!!
アリよさらば ('94放送 / 出演 矢沢永吉、長塚京三) [DVD]
みなさん酷評されていてびっくりしました。このドラマを見るまで、私にとって矢沢永吉は笑いの対象だったんですよ。演歌にしか見えないロック、ギャグにしか見えないビッグのカリカチュアとしての矢沢永吉。ところがこのドラマを見てリスペクトの感情が沸いてきたんですね。この人はファンのために職業矢沢永吉をやっているのだ、と。ストレートに役を演じるのではなく、矢沢永吉を業として一生演じ続けることを決心した一人の男が矢沢永吉が演じる役を演じることの困難さ…があるはずなのにそれを感じさせない。広く一般大衆に矢沢永吉の凄みを伝えることができたことで、このドラマは十分意味があったと思います。たとえそれがファンにとっては許されない暴挙だったとしても。少なくとも私にとって、矢沢永吉は嘲笑の対象からリスペクトの対象に替わった。私と同じ一見さんは多かったはず。矢沢を国民的ヒーローに押し上げるきっかけの一つとして、十分意味のある作品だったと思う。