ニワトリはハダシだ [DVD]
森崎東監督の2004年の作品。なかなか映画を撮る機会に恵まれない監督だが、熱烈なファンは多い。
監督自身が述べているように、一つの作品の中に多くのテーマを詰め込みすぎる傾向はあるが、それが「ごった煮」的な魅力と、一種の迫力、テンポの速さにつながっている。
昨年惜しくもなくなった原田芳雄が、全盛期の三船敏郎を彷彿とさせるようなダイナミックな父親を演じる。石橋蓮司、倍賞美津子、余貴美子など芸達者が脇を固めて、全体的な演技の質は高い。
喜劇、ではあるが、ヒューマニスティックな作風はもっと評価されて良いのではないだろうか。自然主義的に現実をシビアに描くのも芸術かもしれないが、オプティミスティックに見えても、自らの意思で積極的に良くなるように働きかける姿を描くことも大切だと思う。
この映画、ベルリン映画祭に非コンペティションで招かれて好評を博したという。観客も多く途中で帰る人もほとんどなく、上映後の質疑応答では森崎監督に熱心な質問がなされた。もしかしたら、森崎氏は黒澤明がそうであったように、国内より海外での方が評価される監督なのかもしれない。
NINJA [DVD]
注目のアクションスタースコットアドキンスの演武は最高に格好良い、悪役には伊原剛志かつて影の軍団4に主演、この2人対決は胸が熱くなります。アクション映画好きの私にはたまらない組み合わせす。監督はデッドロック2・プロテクター・ブラックソルジャーを手掛けたアイザック・フロレンティーン、プロデューサーはかつて忍者ブームを巻き起こしたメナハム・ゴーランの下で仕事をしたボアズ・デビットソン、ヌーイメージフィルムのダニー・ディムポート、アヴィ・ラーナー、ダニ−・ラーナー、トレヴァー・ショート、キャノンプロの忍者テイストを残しつつ、新しい忍者映画をつくり上げた。私はニンジャ・アサシンより本作の方が好きです。未公開ですがおすすめ、観て損はしません。シリーズ化を希望します。
女優メイク PartII
旬な女優北川景子を筆頭に綺麗だけど余り知らないタレント達がシチュエーション別に4タイプのなりきりメイクをしています。私は前作は知らないのですが、レビューを読む限りではこの本同様ベースメイクの方法は無く、眉やアイメイクとリップやチークなどの仕上げの方法を伝授してくれるポイントメイクの本と言えるでしょう。しかも二重瞼が前提です。シャドウの説明もその殆どが「二重の幅に‥」でした。私は二重ですが、もっと幅広い読者を対象に一重瞼や奥二重のモデルも起用して欲しかったです。
ただ普段雑誌も読まずアイシャドウの使い方も分からず使用せずだった私は、いつもすっぴんだと思われ化粧しない人と言われていたので、この本を購入後大きな収穫となりました。夫もちゃんと化粧した方がいいと変化を喜んでくれています。職場では急に派手になったというような周りの戸惑いを感じますが。
掲載されているモデルは皆綺麗ですが、中でも越智千恵子にはびっくりしました。どれも同一人物とは思えない程の変身振りで、つくづく化粧の威力を感じました。
NHK テレビ おとなの基礎英語 2012年 04月号 [雑誌]
今注目の観光地・シンガポールを舞台として、あの映画『ハッピー・フライト』の肘井美佳が行き当たりばったりの英会話体験を積み上げて行く面白さ!
回を重ねる度に、より大胆になっていき、よくNHKがこんな思い切った番組作りをしたものだと感心します。
肘井美佳の過激な・・・これは見てのお楽しみ。
スタジオでは、天然の坂下千里子達が繰り広げる実戦講座が、これまた楽しい。
ダジャレが乱舞しながらも、いつの間にか英会話が身に付いていく構成が、飽きないで見れるので必見といえる。