へうげもの(13) (モーニングKC)
先ず衝撃を受けたのが真白きカバーにシルバーのタイトルと広い余白、奇抜ながら美的なデザインに目を奪われて候。決戦の直前と言う事もあってキナ臭い事件が次々と起こり、石田殿の苦悩も深く伝わってきます。クールな石田が必死にもがく姿に噴出してしまいますが、この第13巻で最も輝いているキャラクターもおそらく石田でしょう。作品タイトルに関わる古田織部のエピソードにも清々しい感動を覚えましたが、個人的に注目したのが結城秀康の存在です。不遇の武将ながら評価の高い秀康が、少ないページ数にも拘らずその片鱗を見せる『石田正宗』の逸話を収録、おもわず結城秀康の歴史をネットで調べてファンになってしまいました。
乙
はい。そうです。と素直に言ってもいいけれど、表現にもうひとひねりしたい。せっかくの類を見ないコラボレーション。
ゆったり、まったりではあるが、ミキュンではないかもしれない。
各曲のタイトルを見るとドキッ!であろうか。
へちかん、なつかしい名。
戦国の時代、しっかりとへにゃりとが競った時代。
命の洗濯にはよいCDだ。
ロンドン五輪、本日開幕。
サンバののりでメダルを目指す方もいるか?いそうだよね。
金が欲しい、ならHideyoshi?ありです。
山田芳裕傑作集 (1) (小学館文庫)
へうげものを読んで、山田さんのめぎょっとした感情表現に惹かれてこの本を買いました。
最近はなんでもない日常を取り上げる作品が増えてきたように思いますが
この本はそうした路線で、かつ熱い思いを滾らせています。
いつの時代でも若さは輝かしく、ささやかな日常を幸せに彩る。
作品のあちらこちらに感じられる「ノスタルジック臭」と
主人公への大正への憧れからくる頑固な「ロック臭」は
年代によって見方が変わるので
万人が楽しめる良い漫画だと思います。
へうげもの(15) (モーニング KC)
関ヶ原の戦い、そして石田三成の最期。
この漫画は死に際のキャラほど魅力的に描かれる特徴があるのですが、今回は石田三成でした。
彼の数寄にはあっと驚かされたし、主人公のこれからの運命も暗示させるもの。利休が死に、秀吉が死に、移り変わっていく時代。
主人公・古田織部も培ったへうげ殺法でのらりくらりと難局をかわしてきたけれど、ここからが本骨頂ということになるのでしょうか。
基本はギャグと歴史漫画ですが、第一に伝わることは
生きる術と死ぬ術 だと思います。
この巻の見どころは、石田光成の最期の数寄と
文字通りぶっとんだ古田織部でした。