デジタルデビル物語女神転生
後に日本で「ドラクエ」「ファイナル・ファンタジー」と人気を3分することになるRPGシリーズの記念すべき第一作だが、設定・システム・世界観共に独特のもので大衆向けではなかった。
小説による原作が別にあり、それを元にしたアニメ調の主人公2人も後のシリーズの作品と比較すると異色だ。
敵を仲間にするというシステムは後に「ドラクエ」でも採用されたことだが、仲間にした悪魔同士を合体させてさらに強力な悪魔を作り出すというシステムがこのシリーズの「最大の特徴」であることに間違いない。
合体させた悪魔の「今後ともよろしく・・・・・」とか、戦闘時に仲魔にしようとする際の交渉で敵が主人公・中島のパートナーである「弓子」を要求してきたりとか(笑)、それに「はい」と答えると怒った弓子に平手打ちを喰らわされて(笑)HPが半分になるとか、細かい演出が受けた。
でも難易度は高い・・・。操作に慣れていないとマップで迷うし、落とし穴や乗ると回転して方向感覚を狂わせようとする「ターンテーブル」があったりと意地悪だ。ハッキリ言って攻略本なしでは解けないでしょう。最強の武器「ヒノカグツチの剣」も取るのは至難の技。
日本はおろか世界各地の神話や伝承に登場する悪魔・妖精・精霊が多数登場しますが、この頃はまだ種族による「分類」もシンプルで分かり易いです。
最強の仲魔・魔人「クリシュナ」「オーディン」「ガネーシャ」を連れていけば魔王も怖くありませんが、仲魔をダンジョン内で連れ歩くには「マグネタイト」という「餌」が要るため、強力な悪魔は当然のように「大食い」(笑)と、一筋縄ではいきませんでした。
エンディングの最後のシーンでしばらく何もしないでいると「しかし・・・・」という意味深なセリフと共に「裏・デジタルデビルストーリー 女神転生」の道が拓かれます。
でもマップは同じ。アイテムの位置が異なったりするだけというのがまた何とも言い難いですな。
どなたか裏面のエンディングを見た方いらっしゃいますか?
TOKUMA Anime Collection『デジタル・デビル物語 女神転生』 [DVD]
小説が出た当時に読み、FC版ゲームにハマった身としては、北爪宏幸氏キャラデザの白鷺弓子が動いて喋るというだけで、衝動買いしてしまいました。
現在、上記キャラデザさんの描く絵は全く別物になってしまっているので、尚のこと貴重です。
☆4つの評価も、殆どそこに集約されています。
作品としては、時間が短い所為か、原作を読んでいないとついて行けない構成になっている上、話自体も単純化されていますので、佳作とも言えないかも知れません。ただ、人が殺されるシーンなどは、原作以上に描写が力入ったものになっていて良好でした。
因みに音楽は全般的に落第点です。
デジタルデビル物語女神転生2
メガテン最高傑作です。本当に素晴らしい。90年にこのゲームをリリースした事は拍手喝采です。
仲魔との交渉が最高に面白いです。どうすれば有利に進められるのか?という具合に試行錯誤していくのが楽しいです。
攻略本なしのほうが最高に楽しめます。
音楽にしても、当時のRPGゲームはクラシックをベースにしたものが大半でしたが、このゲームは歪んだギターがメインになっていて個性的かつ最高にかっこいい。
また自分はこの劣悪なゲームバランスが最高に好きです。フロア一つ降りただけで鬼のように強くなるザコや無駄に広いダンジョンなどうんざりする事もありますが、この難易度こそメガテンの魅力です。
難易度はロープレ全般では高めですが、メガテンシリーズでは若干低めなのでメガテン初心者にもオススメです。
デジタル・デビル物語(ストーリー)女神転生必勝攻略法 完璧版 (ファミリーコンピュータ完璧攻略シリーズ)
マップも詳しく、イベントも完璧です。
これがなかったら本当に大変なことになります。
完璧版は最強の剣のありかへのルートなどが詳細に書かれています。
これがなかったらたしかにクリアは難しい。
自分でやってみたいという気概のある方はご用心です。
少し誤植があるのはご愛嬌です。
合体表も載っていますので、強い仲魔をつれて、ダンジョンをうろつきまわってください!!