漫画・嗤う伊右衛門 (単行本コミックス―怪BOOKS)
貧乏長屋に住む生真面目な浪人伊右衛門と疱瘡痕の醜い顔でも気丈に生きる岩との純愛物語。
個人的に、姿が醜くも、岩の凛とした強い生き方と心根に惹かれます。
小説から映画、嗤う伊右衛門人気からついにひっそりと漫画化ですね。
愛憎劇と簡単に説明しちゃえばそれだけですが、
現代にはあまりみない美しくも儚い京極版四谷怪談、漫画版もいいです。
ラ・プティット・ファデット La Petite Fadette
サンドの愛の妖精をミステリタッチで描いた作品です。
愛の妖精の原題を知らず、ミステリだと思って買って後悔しました。
面白いことは面白いのですが、ミステリとして読むのも恋愛物と読むのも半端な印象。
ミステリを期待していただけにがっかりです。
帯の推薦文にまんまと騙されました。