Crimson II
スウェーデンのメロディックデスメタルバンド、エッジ・オブ・サニティのアルバム。2003作
北欧メロデスの元祖とも言われ、プロデューサーとしても活躍するダン・スヴァノを
中心としたこのバンド。本作はSF的なストーリーに基づいたコンセプト作「Crimson」の続編で、
9パートに分かれた43分の組曲という構成である。前回もOPETHに通じるような
プログレッシブで知的な展開をもった大曲であったが、本作ではシンセアレンジの美しさが増し
むしろCHILDREN OF BODOM的なきらびやかなメロデスサウンドとなっている。
流れるような展開力の中でメロディを聴かせるアレンジは相変わらず見事であるし、
同じフレーズを繰り返すことなく楽曲を構成してゆく力量はさすがとしか言いようがない。
Purgatory Afterglow
このバンドは確か4作まとめて日本デビューでしたね。
この当時はデスメタルにメロディは邪道とかいう風潮が少しずつ消えかけてきた頃だったと思いますが、デスメタルの中にメロディックな部分があると言うのではなく、見事なまでにこの相反するものを融合させてしまったという感じの作品。
個人的にはカーカスのハートワークと同じぐらいにメロディック・デスメタルの重要作品だと思います。