マンガでわかる!統合失調症
私の身内には統合失調症の方はいません。
でも、以前販売の仕事をしていてその症状に当てはまる方にクレームを受けました。
当時は知識が無くただ、ただ「恐い」と思ってしまいました。
私は知らないお客様なのに「近所であの人は・・・」など噂をしていたと何度もクレームを貰ったからです。
本部は私に責任をなすりつけ、辞めさせようとしましたから正直そのお客様を憎みました。
でも、この本からはそんな気持ちには成りません。
噂している、盗聴されている・・・脳がさせている事ですから(^^)
それと、著書のユキさんは一冊目を出した時に、お母さんの陽性の症状を書き「患者をばかにしている」とか色々いわれた方もいましたが
彼女の通ってきた道、私は涙しながら読みました。
そして、重版する様な内容では無く当事者の皆さんや様々な参考サイトなども掲載していて今回もユキさんが丁寧に出版された事が感じられました。
この本を読まれてから、前の中村ユキさんの本を手にとるのも良いと思います。
よく「マンガでわかる」というタイトルなのに分かりにくい本が沢山出ている中、患者である方々の大変さや家族の方々の接し方などとても優しく読みやすい本です。
統合失調症 (PHP新書)
予想だにしないできごと、家族の罹患の事実にどう立ち向かえばいいのか・・・・。この数年は、受け容れ難いことの連続に右往左往する日々でした。が、絶望や深い孤独に苛まれながらも、只1点、失われたものではなく、これから獲得できるものがあるのか、あるとしたらそれはどのようにしてなのかを模索することが最優先の営みになりました。漸く取り付けた医療の力を主軸にしながら、心許せる友を始め多くの人に支えられつつ、「知る」ことの大切さを確信する日々です。少なくとも、家族くらいは「無知なる故の過ち」を犯してはならないと考えます。
本書は、多くの精神科医が抱いておられるはずの家族を含めた当事者への共感を確固とした前提としつつ、病の歴史、現時点で到達している病理の知識、理論、その問題点などを網羅し、生活そのものに意思を巡らす著述になっています。当事者関連で少なからぬ時間を費やさなければならない家族にとっては手に取るにも手頃な分量で、日々揺れがちな心の拠り所として繰り返し読んでおります。
ビューティフル・マインド ― アワード・エディション [DVD]
これは予備知識を持たずに見たほうがいいと思うな。
脚本も音楽も素晴らしいし、ラッセル・クロウやエド・ハリスの演技もすごくよかった。
ラッセル・クロウの、ちょっとしたしぐさや歩き方。
実在の人物であるジョン・ナッシュも、きっとこんな人なんだろうなぁ、と想像できる演技だった。
でも、なにより驚いたのはジェニファー・コネリー。
愛する夫を支えてあげたいという想いと、逃げ出したいという想い。
2つの想いの葛藤を、しっかりと演じきっていた。
彼女の『愛の力』がなければ、きっとジョン・ナッシュは完全に壊れてしまっていただろうね。
感動します。ぜひオススメです。
PRANA DANCE
トム.ハレルの2008年録音のアルバムです。この人は去年初めて自分のクインテットで来日したのですが、実は演奏した曲の大半がこのアルバムの中からのものでした。普通ミュージシャンがライブを打つとなれば、レコ発で新曲やる、とか、ファンサービスで過去に書いた自分の代表曲をやるなんてのが普通ですが、この人はそうではないのです。今自分のやりたいことをやるし、昔書いた曲はやらない。それって凄いことです。しかも今回のアルバムに収録された曲はシンプルながら和声的に凝ったものやら変拍子やら曲の密度が非常に濃いです。フェンダーローズの使い方も効果的です。トムさんは永年統合失調症に苦しんでいますが、この病気のおかげでこういう姿勢で音楽を続けられるのか、病気にスポイルされなかったらもっと怪物なのかよく分かりません。分かることは今のクインテットになってからトータルなバンドのサウンドも含めて凄いことになっちゃってる、ということです。今年来たらここでやってる曲はやらないかもしれないなぁ。いやはや驚きました。
統合失調症 正しい理解と治療法 (健康ライブラリーイラスト版)
イラストが豊富でとてもわかりやすいです。身近にこの病気の方、もしくはそうらしい方がいるという方にお勧め。病気の方の接し方、病気の人がどいういう気持ちでいるのか、また、社会復帰するには、どのような手段があるかをわかりやすく説明してくれます。