同窓会 (幻冬舎アウトロー文庫)
水をつけた筆で背中に万葉集を書く、
いやー、どこかの女子高の書道部で本当にやってそうですね。
最近多くなってきた女流官能小説家でもずば抜けた筆力を持つだけに、
一気に読ませます。
「雨垂れ」なんて技があるのを初めて知りました。
この本の装丁がまたすばらしい。色使い、イラストといい、
これだけで3杯はご飯食べられます。
同窓会~ラブアゲイン症候群 DVD BOX
ふた昔前には主婦向けに昼ドラというカテゴリがあり、(いまでもあるが)出し物は純愛系メロドラマやよろめきドラマと相場が決まっていた。本作はそれら古典的手法のDNAを受け継ぐモノである。
しかしながら最新のドラマらしく、先の読めないストーリーでスピード感もあり、あまりどぎつい描写もなく、最後までそれなりに楽しめた。さすがに「それはないだろう」というツッコミを入れたいところもあるが、ありえないことやできないことをやるのがテレビである。(笑)
40歳代は容姿や体力の下降線を痛感するだけでなく、仕事も先が見えはじめ、プレッシャーや責任、さまざまなストレスが倍増する世代。その反面、「最後のチャンス」に対する希望や未練(笑)だけは大きくなる世代・・・・。
昔の同級生と再会したら、どうなっているのか。はたして自分は勝ち組なのか負け組なのか、どういうポジションなのだろう・・・。その審判が「同窓会」なのではないでしょうか?。かっての友人や初恋の相手との微妙なバランスも蒸し返され、負け組は見栄や嘘の底なし沼に沈んでゆく・・・。という導入部がめちゃくちゃウマイ。
第一話のしょっぱなから、住宅ローンが払えなくなり、未練たらたらで自宅売却、同窓会の会場でドレスを万引き・・。というただならぬ状況で始まり、画面にグイグイ引き込まれる感覚は、さすがに脚本も役者もうまい。また、お約束の「すれちがい」は携帯電話の時代では無理があるが、怒った亭主に携帯電話を解約されるという強引な手法で実現している。
いちおう宮沢朋美役の黒木瞳さんの目線であるから、主役なのだが、オープニングのクレジット(デカ文字)でベテラン四人の名前が並列表示されるから、同列の主役が四人いるといえる。いずれも80年代、90年代にはトレンディドラマの主役を颯爽とやっていた個性派であるが、それぞれが珍しくイタイ役を演じている。特に斉藤由貴さんのイタイ役はベッドシーンともども大変珍しい。これに見劣りしないのが、黒木瞳さんの失業中のイタイ夫役の吹越満さんです。学歴ひけらかすばかりで、プライドだけ高くて使えないうえ、妻の浮気を察知して、拗ねたり、取り乱したり。「あんたは小学生か?」といいたくなるようなテンションの高さは90年代のドラマの佐野史郎さんみたい(笑)でした。あと、浮気相手の高橋克典さんの奥さん役だった須藤理彩さんは、家庭を守るための「鬼気迫る必死の形相」がマジ怖かった。NHKの連ドラでヒロインをやっていた方だけに本当に芝居のうまいかたです。
同窓会 デラックス版 [DVD]
ノスタルジックで、泥臭い話のようで、実は、非常にトリッキーな映画。
1回目に観たときの楽しさでいえば、たぶん星3つ以下ですが、もう一度観てみると、俳優の細かい表情など伏線の素晴らしさがわかってとても楽しいです。
図解 同窓会へ行こう! (目からウロコのさんぶん図解)
合コンのマナーみたいなノウハウ本かと思ったら
読み物としてけっこう面白かった。
「あるある!」というものも多く、自分の学生時代を思い返して笑ってしまった。
同窓会に出席したいなぁ、という気持ちになったけど
幹事をやるのは気が重いので
誰か誘ってくれないだろうか、と考えている。
同窓会へようこそ~遅すぎた夏の帰郷~ [VHS]
ストーリーが実によくできていて、ついつい引き込まれました。
倉敷を舞台にした、ロケーションの美しさと、豊川悦司のかっこよさと、加藤あいのかわいらしさ。
もう10年以上前の作品なのに今でも心に残る名品です。
ぜひ、DVD化してほしい作品です。