東北大学加齢医学研究所 川島隆太教授監修 ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング
まず、ヤマダ電機で購入したのですが、無料でゲームテックのセミハードポーチが付いてきました。
ケースを欲しいと思っている方は、その様なイベントをやっているかお近くのヤマダに問い合わせてみる事をオススメします。
さてゲーム内容についてです。
僕は昔、初代DSの脳トレ&もっと脳トレをかなりやり込んだクチです。
まだ初日でトレーニングは多く選べませんが、それでも正統進化していると感じました。
とにかく川島教授が喋りまくります。
最初は鬱陶しかったのですが、Aボタン押しっぱなしで早送りできる事が分かってからは、ストレスを感じなくなりました。
ちなみに、取説的なものは小さな紙一枚で、モードや操作方法に関する記載はありません。
画面で見る電子説明書を見て下さい との記載があります。
モードは、鬼トレ 鬼トレ補助 集中時間測定 脳トレ リラックス と大まかに5種類あります。
最初は鬼トレしか選べなくて、1日1回押せる出席スタンプを貯める事により、モードやゲームがどんどん開放されていく仕様です。
これは初代と同じなのですが、これが意外に続けるモチベーションになります。
記録の変化をグラフ化してくれるのも変わりないです。
とにかく毎日続けさせる為の飽きさせない仕掛けは多いゲームなので、この先どんな演出があるのか楽しみにしています。
とりあえず買うか迷っている方の為に、初日で出来る一通りをやってみてのレビューを書かせて貰いました。
1日どれだけやっても、開放されるモードは少ない、継続しないと色々増えていかないソフトですので。
これから日数を重ねる事によって様々なモード開放されていくので、新たに変化や感じた事を更新させて貰おうと思っています。
★7/31追記★
4日連続出席スタンプで、段々プレイ出来るモードが増えてきました。
鬼トレは、5分間レベルを上下しながら同じお題を繰り返すことになります。
しかも自分のギリギリのラインで。
昔の脳トレはもう少し楽しい感じでしたが、今回は正にトレーニングというか苦行です。
それが本当に脳に効いているという事なのだと思いますが、もう少し楽しみながら・・
という要素が欲しいですね。
ただ、鬼トレ以外はパズル感覚で楽しめるので、バランスは取れているのかもしれません。
ワーキングメモリと発達障害: 教師のための実践ガイド2
ワーキング・メモリとはどういう事か。
まず短期記憶というのがある。
あなたはドライブしている。道に迷ったので
道端のコンビニに行って、目的地までの道を聞き、車へ戻る。
その際、車に帰るまで道順を覚えていることが短期記憶である。
さて車に乗ってあなたは目的地に向かう。
その際、先ほど記憶した短期記憶を実際に活用する。
それがWorking(作業) Memory(記憶)なのである。
作業記憶という訳語を使えばわかりやすのだが、
最近のはやりは英語そのままである。
それはさておき、ワーキング・メモリの容量が小さいのが発達障害児である。
しかしこのワーキング・メモリはうまく子どもを養育することで使い勝手が良くなる、
というのが本書の趣旨である。
ワーキングメモリ―脳のメモ帳
著者はワーキングメモリのテストの開発を行ったこの分野では名の知れた方で、私も他の本などで著作を読んできたために迷わず購入しました。ワーキングメモリという概念がどういう研究問題から生まれ、という、その概念の変遷から始まり、言語使用との関係、その測定方法、第二言語学習(または外国語学習)における役割、年齢/加齢との関係、注意のメカニズムとの関係、そしてその神経基盤や様々な提唱されたワーキングメモリのモデルを紹介している。「記憶」全般を扱っている本は巷に幾らでもある。それらの本は、その全般的な性質から、焦点が一つに定まらず分散した感があり、広く慣れるという目的は達成できても、特定のテーマを掘り下げて扱うということに関しては向いていない。それに対し、これは、トピックを広くもとらず、また狭く限定することなく論じ、読んだ後には「学べた」という確かな実感を伴うものであった。また、実際の測定の方法などを活かして、本書が行動に結びつく、またはその掛け橋としての役割も十分に果たすものであることは間違いない。また、新しい情報も盛り込まれており、内容が時代遅れと感じることもなかった点も満足感を高めてくれた要因だと思う。2000年までに書かれた論文も多く引用し、この分野を概観するには十分な本であると感じた。
ワーキングメモリと学習指導―教師のための実践ガイド
ワーキングメモリとは何か。
それは、短期記憶と比較してみるとよく分かるかもしれない。
あなたがドライブをしているとする。
途中で道が分からなくなって、コンビニに聞きにいった。
コンビニの人は丁寧に道案内をしてくれた。さて、コンビニから車にもどるまで
教えてもらった情報をきちんと覚えられるかどうか。それが「短期記憶の領域」である。
続いて、あなたは再びハンドルを握って、目的地に向かう。
そのとき、先ほど聞いた情報を利用し目的地に向かう。それができるかどうかの能力。
それが「ワーキングメモリの領域」である。
つまり私なりの理解をすればワーキングメモリとは作業記憶ということになる。
このワーキングメモリが、発達障害者(学習障害・注意欠陥他動性障害・自閉症スペクトラム)では、
うまく働かないのではないかという立場に立っているのが本書である。
そのワーキングメモリ改善の実践例を示す。
私は素人だが、実感では、学習障害・注意欠陥他動性障害では、そのとおりだと思われるが、
自閉症スペクトラムでは若干メカニズムが違うのではないか。