イパネマの娘
これはストリングスのアレンジが飛び抜けて良い作品。トムジョビンがぽつぽつっとピアノをシングルトーンで豪華なオーケストラに乗って弾くところ。それですね。また、ドラムスや、ベース他の楽器が、俺が俺がで自己主張していないところ。フルートもトロンボーンもさらっとソロをとっている。そこがいいですね~。ジョビン自身のリーダーアルバムは時としてまったりしすぎて一種の重さが出てしまう時があり、そこは人によって好きずきということになるのですが、これはバランスがうまくとれていますね。誰でもどんな気分の時もすっと心に入ってくる。それはやっぱりオガーマンの編曲とクリードテーラーのプロデュース力によるところが大きいんではないでしょうか。
イパネマの娘
自分は台湾人ですが、
ある日本のサイトでGrace Mahyaのレビュー見て、
興味半分で入手して聞くと「!」とうれしい悲鳴をしました。
元々Jazz好きですが、
このジャンルのスタンダード歌唱法は老けてなりがちになるのはいつも気にしていたけど、
歌詞に合わせて多彩な感情を語り歌いできて、
その上に若いならではの愛嬌という色香さえも感じられる、Grace Mahyaの歌声を聴くだけで、
もう"It's so Romantic.."(from "Last night at Dug")しか言えない。
溶けます、本当に。
4枚ののアルバム、全部かって正解だった。
また日本に行く機会があれば、ぜっだいにGrace Mahya嬢のライブにうかがいしたいと思います。