CHAIN
もともと提供されている楽曲は、すばらしい作品が多い彼らですが、
今アルバムは特に秀作揃いです。
個性的なシングル曲とソロ曲が並ぶ中、
アルバム曲の配置が絶妙で(例えば12→15)
全17曲という大作にもかかわらず、一気に聴かせてくれます。
前作に感じられた、転換期の中途半端さから完全に抜け出して、
彼らの進もうとする方向性がはっきり見える快作です。
今までのようにエフェクターを多用せず、
彼ら本来の「声」を聴かせる作りになっているのが嬉しい。
とは言ってもベタなバラードばかり選曲されているのではなく、
KAT-TUNらしい華やかさ、良い意味での攻撃性は健在で、
さらに穏やかな楽曲もこなせる歌唱力が備わったという感じ。
ちなみに通常盤の方はジャケットもとても良くて、
(多少ありがちな感も否めませんが…)
シンプルながら彼らの思いが伝わってくるような気さえします。
アイドルとあなどるなかれ!!
一般の音楽好きな方の鑑賞にも充分耐えうる
仕上がりになっています。
いろいろあったこの2年が無駄ではなかった事を
痛切に感じさせられます。
このアルバムを聴いて、ぜひ彼らのLIVEにも足を運んで
今とこれからの彼らをみてあげて下さい。