SUPERサイエンス 睡眠という摩訶不思議な世界の謎を解く
質の高い睡眠を目指してこれまで
たくさんの”睡眠本”を読んできましたが
本書は【2010年時点の、最新睡眠情報】という位置づけで
いい意味で客観的、科学的立場を貫いている
悪い意味でどっちつかず、何をどうすればいいの?、ストーリー性がないと感じました。
多くの”睡眠本”が著者の主観(+自説に都合の良い科学的な情報付加)なので
客観的立場を貫いているのは好感を感じます。
なによりも、”ここまでは科学で分かっていて、その先は予想です”という
ラインが明示されているのが信用感を増している。
ただ、多くの人が【自分の睡眠を改善したい】という個人的動機で本書を手に取ると思うので
科学エッセイのような文章に感じる部分もあるかもしれない。
情報を得つつ、その情報を判断しどのように活用するかは
本人次第だという気持ちで読めば、得るところは大きいと感じた。