グライド・イン・ブルー [DVD]
☆広大なアリゾナの砂漠を分断して、まっすぐにのびているハイウェイが、強烈な印象がある。こんなところでスピード違反を取り締まったところで、何の意味もないのだが、白バイ警官ジョン(ロバート・ブレイク)は仕事に誇りを持っている。ごくたまにしか通りかからない車を捕まえては、熱心に職務を遂行して飽きることがない。相手がヒッピーともなると、一段と警官風を吹かせて、ネチネチとやる。ロクな者ではないのだ。彼は、隊でも目立って背は低いが、チビはチビでも俳優のアラン・ラッドと同じ身長というのが自慢。あこがれのウェスタン・スーツを着て捜査にあたることである。ハーレーダビッドソンの最新型「エレクトラ・グランド」を手に入れることしか頭にない、同僚のデイヴィス(ビリー・ブッシュ)あたりとは、スケールが違う。だが、何もない砂漠はどこまでも続き、事件の欠片さえ見当たらない。そんなある日、ヒッピーがらみの老人殺人が起きた。ジョンは夢の第一歩を踏み出しかけたが、いつぞやデイヴィスが嫌がらせをしたヒッピーに撃たれて、ハイウェイの真ん中に崩折れていく。という【アメリカン・ニューシネマ】作品。ささやかなアメリカン・ドリームの実現をめざした田舎の若者の孤独と挫折が、ロック・グループ「シカゴ」のプロデューサー、ジェームズ・ウィリアム・ガルシオの製作・監督・音楽で描かれる☆。
サウンド・ステージ ピーター・セテラ・ウィズ・スペシャル・ゲスト・エイミー・グラント [DVD]
エイミーグランドはどうでもよいのですが、ピーターのヒット曲が入っているので満足です。
オーケストラが豪華なサウンドで盛り上げています。
どうしてゲストを入れたのかな。バックの女性ボーカリストがとても上手くて、デュエットはなかなか良いです。
エイミーよりこちらのほうが気に入りました。
ソリテュード~ソリティア
ピーターにとって最大のヒット作ではあるが、内容がベストであるかと訊かれると答えは”ノー”である。
glory of love, next time I fallの全米no1ヒットは収録されているものの全体的に浮ついている感じがする。
ピーターの作品に打ち込みは合わないと思ってしまうのは私だけだろうか・・・。
やはりボーカルが素晴らしいので、それを支えるだけの力強さや感性のあるリズム隊は不可欠だと思う。
とはいったものの、only love knows whyなど個々の楽曲の質は高い。
リマスターされて音量アップ、すこしばかり音がクリアになった。
愛ある別れ ~ピーター・セテラ・ベスト・コレクション
やはりピーターの声は魅力的です。ビブラートのかからないストレートな歌い方なのだけど、どの女性ボーカリストにも負けてない爽やかさがあります。曲も全部いいです。最近流行しているものでどれだけの曲が20年〜30年後に聴けるかと疑問を持ってしまうのだけど、彼の歌は時代を超えて彼と共に生き残っていくような気がします。今月来日したこともあり、再び注目を浴びるのではないかと、今後の活動にも期待してます。
グライド・イン・ブルー コレクターズ・エディション (完全初回限定生産) [DVD]
1970年前後のアメリカン・ニュー・シネマといわれた一群の作品の中でも将来に残すべき名作のひとつ、本作品は特に「イージー・ライダー」と双子のようなものです、前回2003年発売DVDがまだ入手可能ですがあまり変わらない価格で再登場、今回はサントラCD附属が購買欲をそそります、
監督したJ・W・ガルシオは当時、大ヒットを連発しブラス・ロック・バンドとして世界的に大人気だったシカゴ(トランジット・オーソリティ)の音楽プロデューサーを務め、シカゴ売り出しの大功労者だった業界著名人、シカゴの成功で得た収益と人脈を継ぎこんでおもうように製作したのがこの映画、
映画内容のレビューは前回発売盤で何人ものレビュアが丁寧に解説しており参考になります、「フォレスト・ガンプ」が本作の数年後に同じアリゾナの砂漠をジョギングしたのだな、とおもえば「時代の臭い」のようなものが強烈に伝わるのではないでしょうか、
シカゴのメンバーが出演していることが話題ですが、使用された音楽も実はシカゴの演奏によるもの、それも片手間仕事のアウトテイクというには充分過ぎるほど良いものです、サントラCD単体は世界的に未発売のようなのでこの企画はとても良、「ブラザー・サン・シスター・ムーン」と「クロスロード」で同じようにDVD+CDを多くのファンが望んでいるとおもう、