[オーディオブックCD] 銀座式 恋とお金の秘密手帖
百戦錬磨の銀座のホステスさん。そういうことは企業秘密では?と思うほど、けっこうぶっちゃけた話をしてくれている。
リスクという勇気をもって職業に臨んでいることなど、「そもそも知らない」銀座の世界の、さらに「知らない」部分を知ることができるのは面白い。
タイトルにあるように「恋」と「お金」の話だが、自分に応用したいのはやはりお金の哲学。「お金を殖やせる女に」「上手にお金を使う女に」の2つの章がよかった。
笑えれば
この曲は発売当時から知っていた。 聞いたけど、いい曲なんでしょー。程度だった。
ある日、恋に破れ、強く生きようと決めた。 気分転換にジムに通うことにした。
すると、ジムでふとラジオが耳についた。 それは、他の人達の楽しい恋の話題の特集で、前の恋を振り切りたい自分にとっては正直聞きたくなく、嫌だな〜、と思って、耳に入らないようにするために腹筋を始めると、リクエストされたのか、この曲がかかり始めた。 歌詞は2番からだった。
聞きたいわけじゃ無かったのに、耳に入ってくる。 いつの間にか、腹筋をしながら、涙が出ていた。
まるで、自分のことを言われているようで、それでいて励まされている気持ちになった。
音楽との運命的な出会い。 この曲とこの思いはずっと忘れない。
たかのてるこ旅シリーズ 銀座OL世界をゆく!5 ジプシーに恋して【DVD】
先日放送された番組を見ました。
見終えた後に、何ともあたたかく豊かな気持ちで、心がほんわかしました。
それと同時に、出てきたジプシーの方のおうちのインテリアが、あまりにもかわいくて素敵で、すぐにも見返したくなりました。まるで絵本の世界のよう。素敵なレースのカーテン、たくさんのかわいい置物、お花模様の壁掛け等々。今まで雑誌などで世界のインテリアを見てきましたが、こんなにも乙女ごごろをくすぐるおうちを見たのは初めてで興奮しました。DVDが手に入ったら、詳細を心ゆくまで見てみたいと思います。
ジプシーのお祭りのシーンは圧巻でした。大勢がくるくると踊る姿、思い思いの華やかなジプシー衣装を身に纏った来客が長いテーブルにずらりと並んだ図は見事に美しく、映画のワンシーンのようで心に残りました。
見終えた後は、初めて知ったジプシーワールドへの驚きとほんわかした感動に包まれましたが、見ている最中は、いつもの通り、たかのさんが面白くて笑いっぱなしでした。エンドタイトルには、番組で扱われなかったおもしろ映像が流れていました。今回もDVDには映像特典があるみたい。とても楽しみです。
最新の本「ジプシーにようこそ!」は、R25で「"笑える"イチオシ本!」にも推薦されていました。ぜひ読んでみます。
『俺は銀座の騎兵隊』初DVD化!!
主役が若い頃の裕次郎にそっくりな和田浩治、相手役はおきゃんな清水まゆみ、ちょっと不良っぽい主人公が悪者をやっつけるというティーンエージャー向きのたわいのないストーリーで、当時の若手俳優を売り出すためのB級ライト・アクションですが、スピーディな展開で見飽きることはありません。特筆すべきは、ほぼオールロケで撮影された当時の東京の風景で、なんとも言えない懐かしさをかもしだしていて、昭和30年代が好きな人には超お勧めの作品です。都電が走る銀座の風景、街頭テレビ、多摩川沿いの風景、さらにファッション、バイク、音楽等から、当時の若者風俗がわかる点も興味深いです。
ベストヒット20
懐かしさに誘われて買いました。裕ちゃんが逝去されてもうそんなに時間が経ったのですね。プルーストは午後のお茶とマドレーヌの匂いに過去を手繰るように思い出しますが、このCDを聞いていると1960年代から70年代の彼が溌剌としていた頃のいろいろな事共が眼に浮かんできます。戦後すぐではないものの世の中はまだまだ貧しくて、舗装のされていない田舎道を国産の故障の多い車ががたぴしと走っている頃でした。幼かった私には裕ちゃんは輝いて見え、彼の歌はとびっきり甘くきこえたものです。かっこよい容姿にはにかんだ笑顔が育ちのよさをしのばせた所為もあったでしょう。
でも、大人になってみると、彼のエコーの効いた歌は快いけれど素人っぽいし、随分な観客数を動員した彼の映画もかっこよかったけれど、演劇学校で基礎を固めた演技とは程遠かった。晩年の裕ちゃんは少しメタボでおっさんだったし...
何故彼の歌が人を惹きつけたのか、と考えると、やはり人は時代の中で生きるしかないからだと思います。あの頃は皆がむしゃらに働き生きる事に必死で、週休2日制なんて聞いたこともなかった。その時代の沢山の人々にとって、オペラは固すぎ、演歌は重すぎ、英語のポップスは感情移入するには遠すぎて、かといってカレッジフォークは自己陶酔がすぎたと思う。
そんな心の隙間に身構えなくて聞ける裕ちゃんの歌は甘く切なくて、だからあの頃「シビレル」なんて表現が流行ったのかも知れません。裕ちゃんはあの時代を代表する憧れのシンボルでした。