医者の卵たちに焦点を当てたこのドラマは命を預かる医者という職業がどれほど重いものかということを語っています。頭がよく、腕がいいだけでは医者は務まらない。患者に対する思いやりがあってこその医者なのだと感じました。命の尊さを改めて感じさせられるドラマです。
輝く季節の中で ― オリジナル・サウンドトラック
S.E.N.S が単独で担当した作品としては、3作目に当たる、初期の名盤の一つです。制作された時期がほぼ同じであり、また、この作品以後、しばらく S.E.N.S というユニットとしてはドラマの担当がないことから、12th アルバム「あすなろ白書」、14th アルバム「出逢った頃の君でいて」とともに三部作を形成する一つと、捉えられることも多い作品でもあります。
その「あすなろ白書」や「出逢った頃の君でいて」と同様、11th アルバム「組曲 ~人と時と風の中へ」以来続く、アコースティックな、繊細で優しい音楽は、この作品でも同様で、タイトルナンバーであるメインテーマ「2. 輝く季節の中で」ばかりでなく、小品ながら旋律の美しい挽歌「3. 雨」や、軽快で耽美的な「9. 風のワルツ」と秀作ばかりです。
7th アルバム「月の石と、地球の水」収録曲のリプライズとなる「1. Pale Blue Story ~5years after~」も、アコースティックにアレンジされているせいかとても新鮮。同じく「あすなろ白書」収録曲のリプライズである「5. レクイエム」も、原曲とは違った味わいがあります。アコースティックな曲の多いこの作品の中で、いかにも彼ららしいシンセとオーケストレーションの融合した「10. Prime Season」も、このアルバムには欠かせないものです。
アルバムとしての完成度も非常に高く、ちょうど、大きく注目を浴びる存在になりつつあった彼らの自信が垣間見えるような良作です。収録曲の多くは、のちのベスト・アルバムに多く収録されてはいます。けれども、未収録の曲も当然ありますし、なによりも、アルバムには構成からライナーノートまでアーティストの意図があるはずです。ぜひ、そのときその瞬間に S.E.N.S の感性が生み出したこの作品を、アルバムとして味わってください。
ONE ~ 輝く季節へ ~ メモリアルセレクション もういちど君に逢いたい
今、このゲームをクリアして、泣きながら画面に向かって書いています。
私は、クラナド、AIRと入り、Key作品はすべてやりました。
そして、Keyのスタッフがかつて作っていたゲームというものと出会いました。
その一つが、ONEです。
今から十年以上前に発売されたONEですが、現在でも多くの人々から、支持を得ています。
理由は簡単。単純にいいものを作っていたからです。
個々のシナリオはテーマにそってうまくまとめられ、それぞれが独特の存在感を生み出しています
前半は、ヒロインたちとたわいのない会話で中を深めたり、ただふざけあったり…
後半は、このゲームの世界設定が明らかになり、その世界で主人公たちが翻弄されてゆく…
前半と後半との落差が激しいのはこの手のゲームの常ですが、しかしこのゲームは最近の泣きゲーとは一味違う……
きちんと疑似恋愛をしていて、きちんとユーザーを夢中にさせることができている。キャラに現実の人並みに愛着を持たせることができている。
そこがしっかりできていれば、泣きのストーリーがすっ、と入ってきます。
この要素が、今の泣きゲーでは不足がちかな、と思います。
そして、このゲームはこの点においては、高い完成度をもっていると思います。
だから…泣けます。
キャラの一言一言に心が動かされます。展開が、たとえお約束のようなものであっても、飽きることはないと思います。
ネットなどを見ていると、批判されているルートがありますが、その点についても、私は気になりませんでした。
演出に無駄な部分は少なく、印象付けもばっちりです。
CGも思ったより違和感がありません。正直、今の絵描きさんよりも、暖かい感じがして好感を持てます。
もちろん、音楽は現在でも鑑賞に値するクオリティーを維持しています。(ほんとによく聞くとノイズが入っている…)
先ほども書いたとおり、最近は選択肢を減らし、シナリオだけを見せる風潮が高まっているようです。しかし、ONEの様な、恋愛も楽しめかつ、泣くこともできるゲームは今の時代、なかなか無いと思います。
とにかく、やってみるべきです。必ず、泣けます。出てくるキャラのことが好きになります。
Keyが好きな人はもちろん、それ以外でも、古いゲームはやったことない人でも、やってみてください。
意外と、面白い体験ができると思います。
あと、このゲームはXPの互換モードで動くはずです。
輝く季節の中で(1) [VHS]
医者の卵たちに焦点を当てたこのドラマは命を預かる医者という職業がどれほど重いものかということを語っています。頭がよく、腕がいいだけでは医者は務まらない。患者に対する思いやりがあってこその医者なのだと感じました。命の尊さを改めて感じさせられるドラマです。
ONE ~輝く季節へ~ フルボイス版
今も泣きゲー=ONEと語り継がれるほどのゲームがこのONE。
このONEは自分の中でもかなり印象に残るゲームだった。
現在はkeyで活躍してる樋上いたる、麻枝准を筆頭とするメンバーが作り上げたこのONEのオリジナルの発売は98年である。
当時はH、恋愛重視のゲームしか流通していなく「感動」「泣き」を感じさせるゲームはそうなかった。
しかしこのONEは感動を感じれた。
内容はネタバレ無しでいくと、出会いと別れ、そして再会。
もうこれ以外語るべきことはない。
主人公を取り巻くヒロインたちの恋愛。
感情移入してこそ、感動は得られる。
シナリオは麻枝准、久弥直樹氏が担当。
多分麻枝氏なのだが、ギャグが面白い。
この面白さがあってこそ、麻枝シナリオ!
この方のギャグセンスにはいつも脱帽している。
原画はもちろん樋上いたる氏。
彼女の絵は最近どんどん上手くなっているが、この頃の画風を忘れないでほしい。
間違いなく、この画風は影響された人たちにとっては神なのだから。
不満は今風に見ると短く、ワンパターン。
今このゲームを出すとしたら、絶対売れないだろう。
しかし泣きゲーの原点ということを忘れないで欲しい。
泣きはここからは始ったのだから。
少しでもストーリー、泣き重視に感化されているのならプレイしてみて欲しい。
これが原点!