Fahrenheit Fair Enough
優しいエレクトロニカという感じ
ビートをあまり感じさせず、とても聴きやすいです。
いわゆるエレクトロニカっていうより、イージーリスニングに近い気もする。
もう一枚のMap〜より絶対こっちです。
HeftyかTelefon del Avivのサイトで視聴も出来るのでそちらで聴いてみてください
g2 ( ジーツー ) 創刊号 vol.1 (講談社MOOK)
「月刊現代」の後継誌として創刊された「g2」に掲載されている石井光太氏の「感染宣告 日本人エイズ患者と性愛の連鎖」は、HIV感染を宣告された人が、「宣告後の人生をどう生きているか?」に焦点を当てたルポである。
HIV感染は、他の病とは異なる特長を持っていると思う。
1つは、性行為(セックス)により感染するものであり、また、感染者は、「他人に感染させてしまうかもしれない」というリスクを念頭に生活しなければならないこと。
そして、もう1つは、治療を継続すれば「すぐ死ぬ病」ではないにも関わらず、感染が死につながるイメージが強く残っていることだ。「汚れた血で死ぬ」と誤解される病だろう。
HIV感染を知った後、家族、配偶者、恋人などとの関係をどう築いていくことができるのか?。
石井氏は、感染を宣告された人や、その周囲にいる人々に、感染の経緯や感染が判明したときのこと、そして、その後の生活について尋ねている。
人と人が触れ合うこと、抱きしめあうこと、愛し合うこと。
これらは、人と人が関係をつくり、それを維持していくうえで重要な要素になる。HIV感染は、これらの行為を妨げる。だからこそ、感染は、それぞれの人生に重くのしかかる。
感染者の孤独は深い。
それは並大抵のことでは拭い去れず、一生抱えていくものかもしれない。
一方で、HIV感染者は、「誰かを愛する」「生きる」ということについて、他の人よりも
真剣に悩み、考えなければならない人々でもある。
感染を宣告された後の、感染者の人生の一端を示すことは、HIV感染に対する無知や、そこから生まれる偏見を解消する取り組みといえるだろう。