Methods of Quantum Field Theory in Statistical Physics (Dover Books on Physics)
この本は物性における場の量子論ではバイブル的な名著であるといわれている。
そういわれる理由は、他の本には書いてないようなかなり本質的に深いことまで記述しているためであって、決して理解しやすいからではない。
この本を読むのが難しい点が3つある。1つは、そもそもかなり本質的でハイレベルなことをやっているため、書いてある内容の理解が難しい点。2つめはダイアグラムが他の本にはない独特なダイアグラム(e.g.四角形のダイアグラム)を使っているので、他の本を見てわからないところの行間を埋めるのが難しい。3つ目は、誤植が多いくせに計算の行間がかなりあることである。
この本の難易度を他の本と比較してわかりやすく説明するならば、ランダウリフシッツの統計力学を1〜2ランク難しくした本だといえると思う。
ただ物性理論の第一線で活躍していた天才的な研究者たち(全員が名前の残るような発見をしている)が書いただけあって、非常に深いことを無駄な寄り道をせず非常に簡潔に記述に書いてあり、ダイアグラム法の説明からスタートしてたった330ページでフェルミ液体や超伝導といった厄介なものを見事にまとめあげているという意味で名著である。そのことは、この本の主題の1つのフェルミ液体論やBCS理論の論文が提出されてから10年も経たないうちに初版が書かれた本であるのにもかかわらず現在でも名著と呼ばれ続けていることからもうかがえるだろう。
ダイアグラム法を使う物性理論の研究者を目指す人にとっては読んでおくべき本だが、かなりの時間と労力を割いて読むことを覚悟して読むべきであり、その価値のある本であると思う。
Bye Bye Birdie [VHS] [Import]
Conrad Birdie (Jesse Pearson), a famous self-centered rock and roll star is about to be drafted into the military (shades of Elvis.) A plot/plan to make several people happy and rich is to have Conrad bestow “One Last Kiss” on a randomly chosen young lady from his fan club. The lucky girl is Kim McAfee (Ann-Margret) much to the consternation of her steady boyfriend. This will be done on the Ed Sullivan Show. Many other lives and fortunes revolve around this plan.
Much more entertaining than the story is the interaction of the characters and this is a musical.
From play to stage this was well done. Dick Vandyke however though this was just vehicle for Ann Margaret. I look on it as the measuring stick by which all other versions, stage or movie are gauged by. I find my self singing many of the songs.
カラマーゾフの兄弟〈上〉 (新潮文庫)
世界文学屈指の名作との呼び声もある、カラマーゾフの兄弟。
「屈指の名作」だけあって、文学作品としても評価が高い。当アマゾンのレビューにおいてもまた然りです。
私はこの偉大なる名作に過去3回チャレンジし、3度目に読了を果たしました。1回目、2回目はほぼ同じところ、新潮文庫の中巻の途中で挫折しました。名高い「大審問官」だけは何とかクリアしようと頑張り、それを乗り越えたところでの挫折でした。
2度目のトライ中に版が現在のものに変わり、文字が大きくなりました。「文字が大きくなったので読みやすくなったのでは」と思い、新版を上中下3巻買いなおしました。それだけ、なんとしてでも読了したかったのです。何せ「屈指の名作」ですから、地平の向こうに何かがあるはずと、半ば強迫観念に取りつかれていたのです。
苦労しつつ、途中長い中断を挟んで足掛け2年半、3度目の正直で曲がりなりにも読了。
さて、私の感想。よくわからない。3回ともよくわかりませんでした。
3度目は、わからないながらも、「最後までいけば何かがわかるかも」と思い読み進め、ついに下巻。下巻も苦心惨憺読み進めたものの、最後になってもモヤモヤしたまま終局を迎えてしまいました。
たしかに「大審問官」をはじめ、読みどころは満載です。ただ、パーツを全体の中で位置づけることができず、「ひとことで言ってどんな作品か」とたずねられても答えられませんし、「すばらしいのでみなさんにオススメです」などどは、とてもいえません。
文学門外漢の私に、果たしてカラマーゾフが「世界文学屈指の名作」なのかかどうか、まったく判断つきません。。もっとも、比較できるほどたくさん読んでるわけでもありませんが。
まあ、おそらく、私レベルでは一度通読した程度では真意はつかめないのでしょう。一読明快では、それこそ世界の代表的古典として、あまりにこころもとない。
時間ができたら何度でも再チャレンジしたい。そして、本当にすばらしい作品と実感することができれば、みなさんに自信を持ってお薦めしたいです。
以下は余談ですが。
読んでいる最中に、あまりにわからないので、原書で読めばわかるのでは、とは思ったものの、そのためにはロシア語を学ぶ必要があるのでさすがにそれはあきらめました。ところが、どういうわけだか、「文章の論理展開がわかりやすいであろう英語で読めばもう少しわかるのではないか」という妄想に囚われ、英訳本をアマゾンで取り寄せ、届いた本の電話帳のようなボリュームに圧倒され、それは書棚の肥やしになったのでした。
CASIO Ex-word 電子辞書 XD-A7700 ロシア語モデル ツインタッチパネル 音声対応 64コンテンツ 日本文学300作品/世界文学100作品収録 Blanview (ブランビュー)カラー液晶搭載
古い電子辞書からの買い替えです。非常に使いやすい商品です。待ちに待ったロシア語対応なのがうれしいですね。
バッテリーの寿命が想像以上に長くて驚きました。バッテリーの事をあまり気にせずに使用可能です。
Dead Space (輸入版 UK)
バイオハザード5をプレイしたところ面白くて、似たようなホラー系ゲームは何かないかなぁと探していたところこのゲームを見つけました。
宙に浮く片腕の絵とはパッケージを見ても刺激的なゲームですが、評価が非常に高く、そして大変怖いということで実際にプレイしたところ・・・本当に怖いです。
バイオ5はグラフィックが洗練されていて綺麗であまり怖い印象は受けなかったのですが、このゲームはその点ではB級というかチープです。そこが逆に恐怖を感じました。
敵キャラに惨殺されたシーンなど凄惨で恐ろしいのですが、特にBGM、SEは本当に怖いです。
いつ敵が出てくるのかビクビクしながらのプレイで、あたかもお化け屋敷の中にいる感覚です。
万人受けとは思えませんが、ホラー系に興味ある方はぜひプレイをおすすめしたいです。