FORESTA 日本の歌名曲選 第四章~BS日本・こころの歌より~ [DVD]
ミーハーです。音楽は詳しくないです。特典映像目当てですはい。
とくに女性陣の普段のお姿拝見!今回は・・・女の戦い...(-ι-З)
さとちゃん、ミニスカかわいい!他の方ももちろん。。。
日本の軍歌(二)露営の歌
軍歌集は数枚持っていますが、伊藤久男氏の歌声が聞けること、
また手に入りにくくなった名曲「くろがねの力」が聞けるということで
CD作品では今のところこれが最高です。
シリーズ物のうちの1枚なので軍歌の有名曲を網羅した、という感じではありませんが
さっぱりと聴きやすくまとめられているので
先入観なく軍歌を聴いてみたいと思っている方や軍歌好きな方にはオススメです。
昭和天皇・マッカーサー会見 (岩波現代文庫)
> 昭和天皇が新憲法によって「象徴天皇」になって以降も、
> 安全保障問題といった「高度に政治的な問題」にかかわっていった背景を明らかにした
> 本書は、実質的には20年近くにわたって取り組んできた昭和天皇研究の、筆者なりの "総決算" である
> 軽武装・経済重視という「吉田ドクトリン」を生み出す画期をなし、
>「吉田外交路線の正しさを証明」(永井陽之助)した記念碑的な論文と位置づけられた
> 高坂正堯の論文「宰相吉田茂」(『中央公論』1964年2月号)・・・
> 厳密に検証していくと、この論文には史実に関し少なからぬ重大な誤りが見られる
『週間金曜日』No.749 2009・5・1、5・8合併号より
「私は・・・膨大な資料を読みましたが、一番衝撃を受けたのは、吉田が首席全権を頑として固辞したという点でした。
・・・結局、ワンマンの吉田を唯一押さえ付けることができた天皇に言われた形で出席するのですが、
当時、米国とフィリピン間で結ばれていた条約よりもひどく、日本を植民地扱いする内容でしたから。
その最も具体的な例が、「極東条項」です。
米軍は「極東における国際の平和及び安全の維持に寄与」するというまったく曖昧な目的を口実に、日本の基地を利用できる。
しかも、日本はその全土を米軍に基地提供する義務があるのに、米軍にとって日本の駐留は権利であり、日本の防衛義務もないというのですから。
本来、国連憲章からいえば、武力行使が可能となる条件は相手国からの武力攻撃がある場合です。
ところが「極東条項」によると、「極東の平和と安全」などというどうにでもとれる名目で米軍は動ける。
つまり安保条約とは、核心部分で国連憲章を踏み外しているのです。
だからこそ、吉田が固辞した最大の要素は、全土基地化や基地の自由使用権の問題とともに「極東条項」だったと考えられます」
「『宰相吉田茂』では、吉田がダレスと交渉した際の最大のポイントが再軍備をめぐる問題であったかのように描いていますが、事実は違う。
ダレスが求めたのは米国が占領期と同じように「望むだけの軍隊を望む場所に、望む期間だけ駐留させる権利」であり、
吉田はこれに最初は抵抗した。国会でも本心はどうあれ、「私は軍事基地は貸したくないと考えております」とまで答弁しています(50年7月29日)。
問題は、天皇がダレスの望む米軍無条件駐留を実現するため、GHQ最高司令官のダグラス・マッカーサーや吉田をバイパスしてまで動いた事実なのです。
しかも47年5月の現行憲法施行後、天皇はそれまでの元首から「象徴」となり、政治的行為が禁じられたはずなのに」
「天皇の意思は、「日本が基地を無条件に提供しますから米軍はいてください」という線で安保条約をまとめる ― というものでした。
そして「条件闘争」で対米交渉に臨もうとした吉田も折れ、この線に従わざるを得なくなったとみています」
ハシズム!─橋下維新を「当選会見」から読み解く
ほかの「ハシズム」関連本とちがうのは、この本が「遠吠え」に終わっていないことだと思った。
たとえば、橋下氏からは「役立たずの学者」と名指しされている中島岳志さんの論考(第一章)は、ひじょうに落ち着いたトーンで橋下氏の「手の内」を解明していく。そして、「冷静な眼を養ったうえで(略)私たち国民の方が熱狂に乗ってはなりません」という。
また、雨宮処凛さんは、橋下氏について直接には言及せず、ある集会で介護士の待遇改善に反対し、老人の生活保護をカットすべきだと主張する人たちが何人も現れたエピソードを紹介している。
そして、池田香代子さんは、みずからを「独裁への道の敷石となる者」として自己批判(?)することで、「わたしたち」がハシズムを生みだしているのだ警鐘をならす。
そう、モンダイはもはや橋下氏の言動のみにあるのではなく、「クソ教育委員会」や「役立たずの学者」と権威や権力を叩く姿に喜んでいる私たち自身にあるのだと、この本は言っているように思う。
もちろん、この本のなかにも「遠吠え」はあるし、兵庫のおじさんのように皮肉たっぷりの論考もある。しかし、全体を通して伝わってくるのは内なるハシズムと向かい合うためのヒントだ。
あと、「タイトル変更の舞台裏」というあとがきがいい。
中島氏のことをあまりよく知らなかったけれど、「こういう考え方をする人なのか」と、彼のほかの著作も読んでみようかという気になった。
憲法違反とも言われる教育基本条例や、当選時の会見が省略なしに全文掲載されているのもプラス評価。
上野千鶴子さんや八木啓代さんといった人の書き下ろしが読めるのも得した気分。
ただ、いくつかのコメントがネットでも読める点だけ、星ひとつ減点しました。