小説吉田学校 [DVD]
昔劇場で観た作品で久しぶりに見たくなり購入しました。戦後の日本政治史を顧みるに不可欠な作品だと思います。
出演している俳優陣も豪華多彩で往年の名優と言われる方々総出演の感があります。
森繁久弥さん始め、芦田紳介さん、夏目雅子さん、まだ若い石田純一さんも出演しています。
今は既に亡くなられている方が多数おられますね。
細野晴臣 STRANGE SONG BOOK-Tribute to Haruomi Hosono 2-(DVD付)
以前住んでたところは、小学校が近所にあり、会社を休んで一日家に居たりすると、昼の校内放送など…いろんな音が聞こえていた。
特に惹かれたのは、音楽室からのそれであり、声変わり前の人にだけ許された清らかな歌声や合唱、そして大太鼓を伴う合奏の練習が始まったりすると、急いでサンダルをつっかけ、演奏の流れてくる方向に引きよせられた。
鼓笛隊の朝練が刻みだす二拍子につられて、駅に向かえる朝のなんと幸せなことだったか。
子どもたちの奏でる合奏や歌、はやし言葉には不思議なものがあり、「大化の改新」の時には、「移風の兆し」として、子どもたちの間に童謡(わざうた)の流行が起こり、移ろいゆく時代変化を先行したという。
細野晴臣のトリビュートアルバム「 STRANGE SONG BOOK-Tribute to Haruomi Hosono 2」の幕開きに収められた曲は小平市立上宿小学校音楽委員会・音楽クラブの合奏によるものだ。
むず痒く揺れるリズムラインは緩くあたたかな風を吹かせ、心を震わす。
彼等の選らんだ曲は「風の谷のナウシカ」(映画化にあたり、後に宮崎作品になくてはならない存在となる久石譲が音楽を担当したが、これは細野晴臣の手により主題歌となる旨が発表されたものだが、本編で使用されることはなくENDタイトルに刻み込まれ、安田成美の歌でヒットした)。子どもが世界を救うもの語りだ。
黄線地帯 [DVD]
都会風二枚目なのに、どこか間抜けな記者吉田輝雄。ムチムチボディで天真爛漫な踊子三原葉子。この名コンビにニヒルな殺し屋天知茂や新東宝お馴染の悪役脇役がからみ、神戸の裏街を舞台に奇妙なドラマが展開する。ギャングたちにとっ捕まった葉子姐さんだが、踊子が足りないから出てくれないかと悪ボスに頼まれると「すごくイカすの踊ってあげる」と張り切って舞台に登場。待ってました!のセクシーダンス。ここで映画館は爆笑と喝采の渦だっただろう。ストーリーにはあまり関係ないけど、せっかく葉子姐さんが出ているんだからサービスしなくちゃ、という嬉しい演出だ。あれこれ楽しい新東宝ランドの芝居小屋。B級グルメのグランプリのような傑作。何度みても面白い。こいつは永久保存版だ。
週刊 池上彰と学ぶ 日本の総理 創刊号 2012年 1/24号 [分冊百科]
この本お特徴は38ページ程度の薄さで、
歴代の総理大臣(首相)を「人物」「政策実績」「資料集」と
コンパクトに図解解説している。
記念すべき創刊号は、大久保利通公の孫であり、麻生太郎氏の祖父でもある「吉田茂」元・総理です。
今日の戦後日本を築き上げた人物。
「ワンマン宰相」「戦後の経済復興」「保守本流」「日米安保」
一言で言えば「仕事のできる貴族(GHQ占領期は特に)」。
リーダーシップは歴代総理でも上位に入ると思います。
今日の実力のない短命首相とは雲泥の差。
今必要なのは、彼や田中角栄氏のような叩き上げ、切れ者の人物ではないかと思います。
(そうじゃないという人もいると思いますが・・・)
30分程度で読めるので小中学生が総理大臣がどんな仕事をしてきたのか功罪含めて学べます。
次世代を担う、選挙権のある20〜30代の若者が本書に関心を持つかはわかりません。
本シリーズ、全30巻で足りないと思ったら、1冊で数人の扱う週もある。
ちなみに13巻「平成の宰相」では宇野宗佑氏〜野田佳彦氏まで一気に解説します。
真心
真心ブラザーズの楽曲をモチーフにした永瀬正敏主演の短編映画
「真心」のサントラといえる作品。
「別れの歌三部作」と銘打たれた3枚のシングルに加えて未発表曲も
含み、楽曲自体はどれも良いものばかり。ここで歌われているのは
彼らにしか描けないだろう男のくっさくて情けない失恋。
強がるフリして背を向けたものの、胸の中では未練たらたらに
のた打ち回ってるみたいな。片想いでも両想いでも、失恋を経験
したことのある男なら誰もが共感せずにいられない、男の歌が
詰まっています。
ただ、曲をリリース順に並べた単なる企画盤であるというところと
取って付けたようなどうでもいいシークレットトラックに、作品に
対する愛情があまり感じられない点がマイナスポイントです。
曲の良さでは星5つなんですが。