ゴールデン☆ベスト フィンガー5
曲を聴いたとたん30年前の自分に帰っちゃいました!今の時代こんな歌手なんている~?全国のちびっ子達が喰い付いたあのカッコよさ。これを聴けばあなたも蘇るはず!アメリカから帰った後の曲では、変声期後の晃君の唄い方もかなり変化しているのがわかり、それはそれは色っぽいですぅ。
何度も聴いてください!聴けば聴くほど、当時の移り行く流行の音楽性も伺えるし、彼らの唄う事への想いも感じることができますよ。。
藤子・F・不二雄のパラレル・スペース 限定版 DVD-BOX(原作コミック付き)
数カ月前、発売直後に購入しましたが、海外赴任などの事情で、8月末になって観ることになりました。
今年になって全集が発刊されたのは記憶に新しいですが、大好きな藤子F先生の「新作」を読むのはもはや叶いませんが、先生の70年代80年代のSF(スコシフシギ)作品が、21世紀にどのように映像化され復活を遂げたか観たかったのが購入の理由です。
で、どんな印象を持ったか。F先生のファンとしての感想です。
全6話をオムニバスで、6人の監督が映像化しています。それぞれの解釈、演出、表現方法、作品へのスタンスがあって、好き嫌いが出るのは仕方ありませんが、方法論は違っても、それぞれに藤子F先生への愛情、敬意を感じたのは感じました。
ただし、それが、藤子ワールドを構築し得たか、というのは、また別の話ではあります。
1話「値ぶみカメラ」
原作のネームを忠実に映像化しようとの試みだったと思いますが(主人公の衣装の柄まで再現してます)、マンガ風に表現しようとするあまり演技は不自然に過ぎ、どなたかも「豪華俳優人による学芸会風」と書いていらっしゃったように、大人向けの映像作品として視聴に耐えない方もいるかと想像します。(メイキングで監督は「(作品のそのまま実写化の)実験をしなくちゃ」と思っちゃった、と言われていましたが、ちょっとアプローチが違った気がします)
ちなみに最後のやらせっぽいインタビュー映像は明らかに不要、デス。
2話「あいつのタイムマシン」5話「征地球論」は、いずれも主人公を男性から女性に偏向していますが、2話は、結末部分を除いて、ほぼ別の作品として生まれ変わっています。エッセンスを抽出することなくしてはできない翻案です。
原作からして、藤子作品にしてはちょっと難解、不条理な印象を受ける異色作ではありますが。1話とのアプローチの違いが印象的で、3話以降の展開に期待を持たせます。
3話「ボノム〜底抜けさん〜」6話「ボクラ共和国」
6作品中、原作が最も古い1970年作のため、どのように演出するのか気になっていましたが、単純に舞台を現代に置き換えただけかと思わせつつ、いきなりびっくりするような展開で驚かせ、楽屋落ちネタもまぶしながら、原作の要素を要所要所で押さえていきます。6話にも言えることなのですが藤子先生が言いたかったことを現代的に表現するには、先生の持っていらっしゃった、ある種の「宗教的悟り」をも理解できないと、結論部分も含めた映像化はちょっと難しかったかな、と思います。
4話「かわい子くん」5話「征地球論」
原作の要素を再構築して、新たな現代作品に昇華しようとされた意図がいちばん伝わりやすい印象を受けました。
4話の主人公の一人、麻生久美子氏は、最近観た雨上がり宮迫主演「純 喫茶・磯辺」のエキセントリックな素子役とイメージがかぶってしまったのが残念でした。5話では他5作の監督陣がアニメパートの宇宙人の吹替えをやっています。
宇宙人が地球人である主人公たちの生態に突っ込みを入れていくのですが、終盤、本筋とは関係ないところで突っ込みを入れたくなるあり得ない演出がもったいない。(両親の前で高校生のカレシが指輪送るか、という)
主人公のケータイストラップが楽屋落ち風で愉快。
庄野真代 ゴールデン☆ベスト-シングル・コレクション+筒美京平作品集-
1997年発売の「シングル・コレクション」が欲しくて、あちこち探し回っていたのですが、ゲッチュできず悲しい思いをしていたところにこのCDの発売。
なんと発売日は私の誕生日。(だから・・・)そして、内容も筒美京平作品が新たに加えられてなんと値段は探していたCDより少し安い。
庄野真代ってどんな歌手、どんな歌うたってんのという方。庄野真代に少しでも興味をもった方に是非是非おすすめの一品です。
そしてこの「ゴールデン☆ベスト」を手にされたあと、「タイムトラベラー」シリーズもお買い求めになることを期待します。
黒木真由美 パーフェクト・ベスト
「スター誕生」出身のアイドル、黒木真由美さん初のベストCDです。
タイトルはベストですが黒木さんのソロ時代の音源コンプリとなっています。
内容は大きく分けて三つ。
1、唯一のアルバム「12のらくがき」より12曲全曲
2、アルバム未収録のシングルAB面4曲
3、石江理世さん、目黒ひとみさんと結成したユニット、ギャルのシングル全A面4曲
合計20曲
1に関しては既にCD化済みですが、インディからの発売だったためか音質が甘く、本品の方が高音質です。
本品はリマスターをはっきり謳っている訳ではありませんが音質に不満があった方は購入の価値があると思います。
山下達郎さんが公式に初めて他のアーティストに提供した「恋人と呼ばれて」「北極回り」が目玉でしょうか。
達郎さんは編曲も担当しておりレコーディングにはシュガーベイブのメンバーも参加しているそうです。
「十五の素顔」はスタ誕の先輩山口百恵さんの「ひと夏の経験」を思わせる曲調でとても興味深いです。
個人的に嬉しかったのが2です。 久しぶりに聞けた「銀のめがね」はとても良かった…
3についてはギャルのコンプリ音源集も最近出たようなのでボーナストラックと考えた方が良いでしょう。
以上、購入のご参考となれば幸いです。 '70年代アイドル大好きな私はかなり楽しめました。
今は普通に購入できるようですが、レアアイドルのCDは気がついたら生産終了となるケースが多いので注意が必要です。