再会の街で [DVD]
歯科医師のアランは、偶然大学時代のルームメートチャーリーと出会う。 ところが再会したチャーリーは、なんだか様子が違う。
疑問に思ったアランは、なんとかチャーリーと話をしていくうちにその心の内にある大きな悲しみに出会ってしまう。
全世界に衝撃を与えた9・11。
「ワールドトレードセンター」など直接にショックを伝えた映画もあるが、この映画は別の角度からその悲しみを伝えている。
チャーリー役のアダム・サンドラーは、コメディータッチのものしか見ていなかったが、こんな役どころもこなすのかぁ〜と。
また、アラン役のドン・チードルは、「ホテルルワンダ」「クラッシュ」なんかでその味を出しているが
この映画もなかなかいい。
彼はどうも皆に頼られる性格のようで、「ホテルルワンダ」なんかでも好むと好まざるともかかわらず、気がつくと皆の世話をしている。(笑)
この映画でも、いつの間にかいろいろな人の間に立って気がつかないうちに身動きが取れなくなっている役どころ。
ただひたすらに・・・ただひたすらに
心を閉ざし過去を封印しようとするチャーリーの傷が本当に痛々しい。
「ただ時が傷をいやすのを待つ」それが、彼に出来る最大の処方箋?
また、そんな彼に自分の悩みを打ち明け、変に病人扱いせず昔からの仲間として、
普通に付き合おうとするアランの友情もうれしい。
いろいろな心の病や、不安を持つ現代の一ページ。
いろいろいじるのではなく、ただひたすらに話を聞く。
優しさは、ただそばで話を聞くこと。
ただ一緒にいるだけでいい。
この映画はニューヨークの街の風景がすごくいい。
チャーリー 君には仲間がいる。
そして信じてくれる人がいる。
それを感じて、がんばれ。。。 といいたい
ICO~霧の中の旋律~
ゲームをプレイしてからとても欲しくなって買ったのですが、改めて聴いてみて本当に感動します。美しいの一言!!やっぱり「You were there」が特に良かったです。この曲は歌詞カードに英語版・日本語版の二つが書いてあるのですが、日本語版の歌詞がまた綺麗です。「ICO」の世界観をよく表現しているなと思いました。透き通るような歌声が心に染みます。一度は聴いてみてほしいCDです。
ICO/ワンダと巨像 Limited Box (特製ブックレット、プロダクトコード同梱)
大好きでいつまでも手放せなかったゲームだけどリマスター版なので買うつもりはなかったのですが発売日前にPS2版を再プレイしたらブラウン管時代には全く気にならなかった映像の粗が、大きい液晶テレビではエラい事になってたのでこの期に買い換えさせて頂きました。
なんというかリマスター舐めてました。
映像美に疎い私ですら違いが明確に分かるほど美しくリマスターしてくれてます。
PS2版ではモザイクみたいになってたヨルダの顔をじっくり眺められるだけでも買ってよかったって思いました(^o^)
トロフィー機能も追加されてるようですが以前やり込んだ人なら見た感じ難易度は低そうですね。
でもワンダをまたやり込むのが若干ツライ(笑)
ブックレットはラフ画と絵コンテとそれに対する簡単な解説、あと上田さんを始めとするICOチームのインタビューです。
個人的にはICOとワンダのED後のイラストが見れたのがよかったかな!
トリコも頑張ってほしいですね(^-^)
ICO -霧の城-
ICOというゲームに僕はかなり昔から目をつけていました。
しかしなかなか『買おう!』と思えるきっかけに出会えず購入までに足踏みをしていた状態でこの本と出合い、喜び勇んで購入、のちに読了。
いろんな人に『ゲームだからよかった。』と叩かれている作品ですが、個人的には面白かったです。ゲームの世界観が伝わってこなかった。というのは確かにあります。ガンパレの小説などのようにゲームをやったことない人が世界観に浸れるほど濃密ではありませんでした。
しかし、小説として読むのならば(ライトノベル風味ではありますが^^;)なかなかの作品だと思います。
そもそも半端でなく突飛な世界観を生みの親でもない人が完璧に模倣する事は不可能に近いですしね。
イコの勇気と少女の悲しみ、城の悲劇。家族愛。ゲームを知らない読者の僕の視点からですが、しっかりと伝わってきました。
それに、この小説で星一つだけしかもらえないって原作はどんなに素晴らしい物だったのだろうとワクワクしてきます。
ゲームをやったことの無い方。ライトノベル好きの中高生。不思議な世界を覗いてみたい人。
この小説には、一読の価値があるとおもいますよ。
ワンダと巨像 PlayStation 2 the Best(再廉価版)
ICOをやらなければ買わなかったゲームだったに違いない。
しかしこれがなかなか面白い。
開始当初は操作に苦労をして、1体目を倒すのにもかなりの手間がかかった。だが慣れてくるにつれて余裕も生まれてきて、立ちはだかる巨像達とのた闘いは、その臨場感に手に汗を握る。
広大なフィールド。腕力、体力の強化。プラス頭脳を駆使し臨戦。しかし戦闘だけが楽しみではない。
巨像を倒すたびに体が黒く染まり、病んでいくワンダ。その姿は気迫に満ちている。失った者を取り戻したい。それだけのために試練を与える者の、本当かどうかも分からない約束を信じ、ひたすら闘い続ける。
そして約束の最後の16体目を打倒し、彼がたどり着いた結末。
結末については賛否両論があるようだが、自分はあれで満足している。いや、むしろ電源を切り、しばらくしてからじわじわきた。
ICOほどではなかろうと思っていたのに。ICO並の充足があった。
全体的にセリフが少なくとも、残る余韻の濃さが凄い。
これは一味違うゲームをしてみたいなという人にお勧めです。
ハリウッドで映画化が企画されているようですが、いつの公開になるでしょうか。