Michael Schenker Group
ボーナスのデモ・トラックがこのリ・イッシュー盤の目玉でしょう。
デモ・トラックは、従来から海賊版で広くマニアに知られた音源です。メンバーが豪華。ビリー・シーン(b:MR.BIG)、デニー・カーマッシ(d:元ホワイトスネイク)が参加しています。しかし、彼らはあくまで「普通の」プレイです。超絶技巧は聴くことができません。(そういう趣旨でのデモではないですから)。曲も「普通」です。むしろ退屈な部類かもしれません。このデモを聴く限りにおいて、まさかこんな名作が誕生するとは、想像できません。
このデモの価値は、参加ミュージシャンにあるわけでもなく、楽曲の質でもなく、名作誕生のプロセスを目の当たりにできる点にあるのだと思います。そこのところの価値に、★×5を付けます。
さて、本編の素晴らしさは語りつくされています。個人的なキラー・チューンは「LOST HORIZONS」。8分の7拍子という一風変わったリズムに重々しいメロディーが乗り、陰鬱なマイケルのギター・ソロが泣きまくります。一般的には「ARMED AND READY」とか「CRY FOR THE NATIONS」や「INTO THE ARENA」あたりが名曲の誉れ高いわけですが、僕としては「LOST〜」を推挙したいです。
プロデューサーはロジャー・グローヴァー(DEEP PURPLE、RAINBOW)。彼の生涯一の名作との位置づけも。
テンプル・オブ・ロック
久々のニューアルバム、ワクワクしながら聴いた、1曲目イントロは、ん?これマイケルシェンカーだったよな? 2曲目からはマイケルのギターが存分に楽しめました。面白いのは14のHow Long3世代ギターバトルバージョン。三者三様の個性的なギターが聴けます。 でも、このVo、誰かに似てるぞ? Voで言えば、8のBefore The Devil Knows You're Deadを歌うドゥギー・ホワイトの声が良いと思いました。 4のHanging Onはルドルフ・シェンカーとポール・レイモンドも加わっています。 5のThe End Of An Eraはさすがカーマイン・アピスのDsで疾走感あり、マイケルのギター・ソロもカッコイイです。13のSpeedも重くてgood。 曲ごとに参加しているミュージシャンの違いを聴くのも楽しいです。 とにかく、ファンは必聴です。ただ、欲を言えば、Voにもっとパンチが欲しい…。
Very Best of Michael Schenker (Guitar Recorded Versions)
僕はsave yourselfの楽譜がほしく購入しました。
他にもレアな曲があったので☆5と行きたいのですが
書体が難しくてアホな中三には分かりませんので☆4にしました。
書体が難しいのでその反面、リズムギターの挿入などは詳しく書いてあります。
なのでM.Schenkerファンだったらかって損はないですよ。