愛をくらえ(通常盤)
ツアーライブで聞いたときはピンこ来なかったが、「スマグラー」のPVと、今回CDとして聞いた時「う〜ん いいな!!」って感じ。
端的に表すと、「魂に呼びかける響きの塊」でしょうか。
どうりで、ライブの際に普段穏やかな海昼さんが、髪を振り乱してギターをアンプに近づけてフィードバックさせていた理由が分かりましたwwwww
Superfly渾身の一作といっていいでしょう。
闇金ウシジマくん ディレクターズカット版 DVD-BOX
一見マイナーな感じの本作、しかしこういう所に本当の面白い作品が隠れているんだなあと思います。今をときめくかすみ・希崎・横山などのav女優を派手に脱がさず上手く使いこなしているのもグッド、また闇金のドロドロした真髄の部分をより現実的に描いているところが本作の命。見ていてテンポが良く飽きません。同種の「怨み屋本舗・しかるべく」も面白かったがミッドナイトテレビ映像としては秀逸な作品だ。3枚約4時間一気に鑑賞することをお奨めします。面白さは見てのお楽しみ、という作品です。
青空のはてのはて 真鍋昌平作品集 (KCデラックス)
ほとんどの作品が容赦のない話ばかり。それでも作風としてイイ感じなのは多分、書き手が中途半端に善人のふりをしないから。
「憂鬱滑り台」絶望のどん底ですね。力強い作品。
「かわりめ」「星に願いを」松本大洋みたいなタッチと、日常描写がグッド。この2作は、温かい目線でだめな人を描いています。
ショートショートも意味わからないけれど、面白かったです。この人はギャグもキツイ・・・(笑)。
闇金ウシジマくん 1 (ビッグコミックス)
最初に、この漫画を読んで、あまりに生々しく描かれた闇金会社とそこに取り巻く人間達を見たとき、かなり鬱になった覚えがある(漫画だからと笑い飛ばせなかった)。もう一回読む気は起こらなかった。
でも、いつの間にか続きを読んでいた。怖い物見たさもあったが、それ以上にこの漫画で描かれる人間の弱さ、怖さ、醜さ、リアルさに惹かれていったのだと思う。そして、そんな彼らがどんな最後を迎えるのかが気になって続きを読んでいるのだと思う。
話の先が読めず、続きが気になってしまう、これはそんな漫画だ。
新装版 スマグラー (アフタヌーンKC)
まだ何者でもない。なにも出来てない。自分の立ち位置も居場所も見つからない。
でも前に進まなきゃなんない。覚悟を決めろ!
そんな心の叫びが画から聞こえてくるほど切実で苦しくなるほどの作品でした。
真鍋氏の原点とも言えるこの作品は
絵のタッチも荒削りで隙間もたくさんあってまだまだ未熟な部分はたくさんありますが
だからこそこの主人公に重ねて見ることが出来たし
生の気持ちが伝わってきました。
この初期作品は完成されてないからこそ
真鍋氏が根底にかかえている核のようなものがむきだしで表現されていて
本当に心に響きましたね。
暴力描写がひとつの側面にはなってますが内在するものは深くてピュアな印象が強く残りました。