主人公幸四郎の演技がリアルで家族と話し方、職場の同僚と話し方、仕事上での話し方がそれぞれ非常に違っていてリ
アリティがあり、普通に喋ってるだけであらゆることに冷めたぶっきらぼうな性格が声だけで伝わります。次第次第に病んだ関係になっていき人格も病んでいく過程が淡々とリアルに描かれており非常にリ
アリティがあります。良識人ぶった冷めた主人公が病んでいく過程は、映画やOVAでは時間的に描けないですが連続アニメで少しずつ丁寧に描写されているので、非常に説得力があります。
この「水の色 銀の月」(2)(モーニングKC)吉田基已のデビュー作の第二巻です。
第一巻に引き続き、日吉ヶ丘
美術大学のメンバーを軸に話が展開されていきます。
二巻では、森と星くんのお話だけではなく、その周りの人物のお話が展開されていきます。
また、いま好評連載中の「夏の前日」(
講談社アフタヌーンKC)につながる刊でもあります。
私は、「夏の前日」→「水の色 銀の月」と読んだのですが、登場人物がつながっていることに
とても驚いたことを覚えています。
以前『水と銀』の
タイトルで出版されていた初期作品のリニューアル版。
『水と銀』の巻末に収録されていた数ぺージの書下ろしが、今回は何故か割愛されています。買い直しをお考えの方は要注意!
現在もモーニング紙上にて不定期連載中のようですが、この当時と絵柄(キャラも)がだいぶ変わってしまって、別マンガとゆうか・・読んでいてちょっとツライ瞬間もある。
連載を再開させた理由?が知りたいとこだけど・・。