これほどの容姿と、甘くやさしい歌声を持ったひとが、
日本ビクター株式会社とうい大手に所属し、一流の
スタッフの支援を受け、
たくさんのレコードを残したことは、昭和の奇跡である。
忘れもしない。
わたしが中学一年の時、ベスト30歌謡曲というテレビ番組で、
新人の紹介コーナーで、麻丘めぐみさんは「芽生え」を歌った。
その美しさ、可愛らしさ、笑顔に、眩暈がとまらないほどの衝撃を受けた。
子供心にも「このひとがすべてを変えるのかもしれない」と思ったものである。
めぐみさんは、アイドル歌手の論理の形成期に登場したひとであり、
いわばアイドルの原典のようなひとなのだが、
ボーカリストとしては、南沙織さん以前の世代に属するひとである。
つまり技巧家であり、ちあきなおみさんなどの方に近いと思われる。
そもそもめぐみさんは不思議なボーカリストである。
本来の歌声は、少し暗い方に傾くと思われるのだが、
自在にトーン調整をしているし、曲に合わせてドライな声、ウエットな声も使い分けている。
またドスの効いた歌声も瞬間的にだしたりもしている。
しかし驚くべきは「半シャウト」とでもいうべき歌唱法である。
喉に圧力をかけながら少し鼻にかけて叫ぶように発声するのだ。
既にデビュー曲の「芽生え」からサビの部分で試みているのだが、
「女の子なんだもん」以降からは鳥肌が立つほど官能を刺激するのである。
しかも彼女は高音でも中音部でもこれを使うのである。
「ゴールデン☆ベスト 麻丘めぐみ」は、このめぐみさんの必殺技が満載である。
別にリアルタイムで麻丘めぐみさんを知らなくてもノックアウト請け合いなのである。
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