デビーハリーのドスのきいたボーカル唱法が加わったセルフカバーCDも良し、新しいダンスグルーブを模索しているような新作CDも良しなのですが、もう1977年CBGBの映像45分の前にはこの2枚もおまけみたいなものです。画質はブートでいってもB〜Cクラスで、勿論まだヒット曲がない時期のものですが、逆にそんな映像がオフィシャルで出てきてくれたことの驚きと喜びといったら!一部は出回ったことのある映像だとは思いますが、フルで出るのは初めてなのではないでしょうか?またエンドクレジットにかぶるのが本当残念なのですが、化粧っけのないデビーが実にキュートな″Denis”のリハーサル映像も入っていて、これは完全初お目見えではないでしょうか?しかもリージョンフリー!
このDVD付は、Blondie 4(0)Ever -CD+DVDと表記されている輸入盤のみです。
バンド40周年を飾る本作はスタジオアルバムとしては通算10作目で
彼らのクラシックナンバーを再録したものと新作がバンドルされたもの。
ラインナップは以下の通りで、Debbieの他にもオリジナルメンバーの
ChrisとClemがいるのが心強い。
Debbie Harry - Vocals
Chris Stein - Guitars, Producer
Tommy Kessler - Guitars
Leigh Foxx - Bass
Matt Katz-Bohen - Keyboards
Clem Burke - Drums
セルフカバーの11曲は、演奏面ではカラオケかと思わせるほどに再現性が高い。
問題は御歳68になるデビーのボーカルだが、声質にこそ老いを感じさせるが
パフォーマンスの劣化はないに等しく、例えばAMラジオから流れればオリジナルと
区別つかないレベルで、ハラハラすることなく新旧の比較を楽しめると思う。
一方、気になるニューマテリアルの方は以下のようなカンジ。
01.アフリカンビートをフィーチャーした異色の2ndシングル
02.エレクトロ・ダンスチューン
03.リードシングルとなった
タイトなシンセ・ポップ
04.80年代の雰囲気を持ったシンセ&ギタードリヴンなロックナンバー
05.ラテンフレーバーなポップナンバー
06.メキシカン調のフォークナンバー
07."Relax"のカバー
08.80年代的シンセポップ
09.打ち込み的エレクトロポップ
10.現代的エレクトロ・ダンスポップ
11.オルタナ風ダンスポップ
12.これまたダンスフロアを意識したトランス系ダンスチューン
13.カリビアンなダンスチューン
Chris曰く80年の「Autoamerican」同様、最も外部のアーティストと
コラボして制作されたアルバムになったとか。
それと、打ち込みを多様したアルバムにもなったとのこと。
個人的には、ピアニシモなイントロから発展するFrankie Goes To Hollywoodの
"Relax”のカバーは要らなかった気がするが、全体的な出来は前作よりも良いと感じた。
ダンスフロアを非常に意識した(年齢を考えると)挑戦的なアルバム。
わたしは 中ボウの頃にサンディーガールから火が付き ハーディスパートなどブロンディー異種の曲を聴いてました 1999以降 復帰したアルバムは大好きです 時より見せる仕草には年齢を疑わせる色気を覚えました DEBBIEのパワフルボーカルを知らず パワーポップは語れない!! っと 言っても過言ではない気がします
わたしもやっつけられた一人です。 笑 笑 笑