この作品における脚本、演出は乱暴に過ぎます。荒唐無稽な精神鑑定、考えられない大病院の杜撰なセキュリティ、実際にはあり得ない警察の捜査と捕り物、脳の障害についての説得力のない解説等など。この辺りがもっと丁寧に描かれていたら優れたサスペンスに仕上がっていたかもしれません。とはいえ、まったくの失敗作かというと、そうでもないのです。ラストまでなかなか 面白く観ることが出来ましたし、それなりに評価したいのです。ですから尚更、秀作にもなっただろうに惜しいなあ、と思ってしまうのです。
毎週土曜日の朝の生番組でピースフルな時間を届けている神田正輝さんの、初めての自叙伝です。
一人称は「私」。 人生をプレゼントしてくれた父、強い母、かみさん、子ども、大人のスタイルを教わった方々、 石原さんとの出会い、いろんな方との場面が、鮮やかにおだやかに語られます。 俳優業で学んだこと。ダジャレも随所に。
自然やとりわけスキーのことはとてもたくさんの量をさかれています。 好きな映画の紹介も。 絶対に最後まで読んでください、と前書きに念押しされています(笑)。秋の読書におすすめの、とてもあたたまる本です。
P.S.好きな映画のところで、『レオン』の結末が書いてありますので、万が一未見のかたは気をつけて下さい(^o^)
原作も好きで読んでましたが、よくある話に共感して「あるある」とつぶやくものです。でも自分たちには夢なんです。
|