ゴルフの4大
メジャー大会の一つである全米プロ選手権の2000年度のダイジェスト版である。5回の優勝経験を有するかつての帝王ジャック・ニクラスと、二連覇を目指す天才タイガー・ウッズ。前半は、同じ組でラウンドした二人の、お互いを天才として意識しあったプレーが描かれている。
メジャーにおける二人の競演が見られるのはこれが最後かもしれない。そういう意味でも価値のある1本である。後半は、タイガー自身が名勝負だったと振り返るボブ・メイとのプレイ・オフが収められている。タイガーファンはもちろん、ゴルフに興味がない人でも、バルハラGCの美しい夕景に映し出されるウッズのスーパープレーに感嘆の声をあげてしまうだろう。
マスターズ6勝など
メジャートーナメントで通算18勝を挙げ、「帝王」と呼ばれたプロゴルファーのジャック・ニクラウス(〔ニクラスと表記されることも〕1940年生まれ)の半生記。日本経済新聞国際部編集委員の春原剛(すのはら・つよし)氏が行ったロングインタビューを基に編まれ、日本経済新聞朝刊文化面の名物コーナー『私の履歴書』に連載した内容の単行本化。紙幅の都合でカットされた部分が加えられているほかニクラウス自身による「はじめに」と春原氏による「あとがき」が書き下ろされている。
コース上では厳しい勝負師に徹したニクラウスだがテレビで話す様子を見ると意外に明るくて気さく。この『履歴書』でも生い立ちから戦いの日々はもちろんコース設計の面白さ、アマチュアへのアドバイス、歴代大統領との挿話、「飛びすぎるボール」への疑問、家族への愛情などを率直に綴っている。独特の甲高い声で語る姿が目に浮かぶよう。内容をまとめた春原氏は大変だったと思うが訳文は流れがよく読みやすい。巻末に簡単な年表も付いている。
数十年使った古いゴルフクラブを、ごそっと買い換えようと思い探していたところ見つけました。正直ゴルフの腕もまだまだで、かつ有名ブランドにはあまりこだわりがなかったため、セットの内容と値段という条件で決めました。まだ数回練習場で使っただけですが、セット内容と値段を考えれば十分満足できるレベルだと思います。