第10話と11話では、それぞれインベーダーの幹部が登場。
その名も、『悪魔伯爵』と『機械将軍』……やっぱり熱血スーパーロボット系のノリだ。
そして12話では、『氷雪のゲート』を開く、北条雪乃が登場。
10話は、雪乃以外の全女子キャラの水着シーンをはじめ、
前半コメディ
タッチ、後半シリアス
タッチな展開でテンポよく進んでいきます。
11話では、またもかおるちゃんが大活躍。
まあ、「迫撃のゲート」って、他のに比べると話で使いやすいからねぇ……。
12話は、この作品としては異常なほど静かに淡々と進んでいきます。
なかなか良い話なのですが、古典の和歌(短歌?)で自分の意思を伝えることの
多い雪乃ちゃんのセリフは、何らかの形で訳が欲しかった……。
マジでなに言ってるのか分かんないよ雪乃ちゃん……(つД`)・゚・
子どもの頃から大好きだったこの物語を、まだ小さな我が子にも知ってほしくて、
朗読なら読み聞かせの感覚ですこしづつ聴かせられるかと思い、購入しました。
櫻井さんが、カンパネルラを演じているというのが購入の決め手でした。
子安さんの朗読も、いったいどんな感じだろうと期待大で。
感想としては、すばらしい、のひとこと!
特に子安さんの朗読がすごかったです。
静かで、あたたかく、やさしく、耳にすっと馴染む滑らかな心地良さ。
部屋を暗くして、寝る前に聴くのが特におすすめです。
ビロードのような宇宙にふわりと浮いている感覚を味わえるかと(いや、本当です)。
ただ、ご存知のとおり、世界観はシリアスなので、
子どもは逆にその雰囲気を敏感に感じ取り、なんとなく怖がって聴きたがりません(笑)。
また、賢治の描写は難解なので、耳からはいった言葉をすぐに頭のなかでイメージするのは難しい。
子どもに聴かせるなら、小学校高学年くらいからがよいかと…。
蛇足ですが、この物語を、櫻井さんが朗読しているCDがあると知り、聴き比べてみました。
銀河鉄道の夜 朗読CD付 (海王社文庫)朗読だけに関して言えば、子安さんのほうが断然いいです。
でも、カンパネルラの声には、この声しかない!ってくらいはまってると思います。
第7話では、正統派ロリータ娘、「炎熱のゲート」を持つフェイが。
第8話では、正統派メガネっ娘、「鉄壁のゲート」を持つ鉄恵が。
第9話では、正統派スカした転校生、「漆黒のゲート」を持つ影山零士がそれぞれ登場。
7話の見所は、クライマックスのフェイがゲートを開くシーン。
8話の見所は、今までなんの疑問もなく敵と戦い続けてきた
ゲートキーパーズ隊が、
初めて自分たちのしていることに戸惑いを持つところ。
そして9話の見所は………強いていうなら、「悪のゲートキーパー」の
正体のバレバレっぷりでしょうか。
いや、主人公達は誰も気がつかないんですけどね。(ありえねー)
こういった、ゲッターやマジンガーのノリ的「あり得ないだろ」展開が
この作品の魅力でもあるのですが、同時にファンを少なくしている原因とも思えますな……。
ともあれ、8、9話は、作品全体のストーリーの転換期にあたるエピソードなので、
必見の必要ありです。(逆にいうと、この前後の話は見なくても大丈夫だったりする)
藤原啓治さんが好きで、買ったのですが、櫻井孝宏さんまで好きになりました。
タイトルは「藤原啓治のこれがやりたい」ですが、櫻井さんも同じくらい出ているので、櫻井さん好きも楽しめます。
二人が仲良くやりたいことをやっている姿に、ニヤニヤが止まりませんでした。
啓治さんも櫻井さんも「かわいい!」の一言です。
第二弾をにおわせるエンディングに、今から期待大です。