実際この中のフレーズを使ったところ大笑いされました。
ミッシェルの台詞は気障でパトリシアはそもそも
英語訛りで文法に所々間違いあり。
映画自体新しい試みだったので
フランス語の勉強という訳には行きません。
というかゴダール全般そんな感じです。
この映画がすごく好きな人しか読んでも面白くないでしょう。
この作品はアメリカ映画のギャング物を目指そうとした傾向があると思いますが、
実際にはギャングたちの構想の物語がないですよね。
又画面が結構揺れているシーンがありますよね。ハンドキャメラをフル活用しているのが
わかります。
例えば、車を窃盗して警官を殺すまで、シーンが矢継ぎ早に飛んでいます。行動の肝心な
瞬間だけを繋いでいて、従来の映画のやり方を無視していますよね。
さらに監督は「ロミオとジュリエット」が映画のヒントになったということを告白してます。
つまり60年代の
パリでそれを描くとこうなるわけです。
この作品が凄かったところは現代社会が、実は理不尽でとらえどころのない不安定な世界
であるということを示したからではないでしょうか。
又、アメリカが世界の中心であるということを提示した作品でもあると思うんです。
そして
フランスもその一部だということでしょぅ。