この本はトリニティ×ヴィーナスのサプリメントで、「完結編」的ものです。
今まで語られなかった設定や原作漫画終了後の情勢に、「最終決戦」というべき「
南極大戦」について解説されています。
また、その「
南極大戦」に関与する(シナリオクラフト用の)ストーリパターンテンプレートがあります。
追加ルールとしてシーンに登場していないがシーンに干渉するための「遠隔状態」、戦闘とフェイズワークを一括して処理するための「プログレスフェイズワーク」が掲載されています。
また「トリニティ×ヴィーナスSRSライト」といったものも用意されています。
これは本書のみで短時間でゲームをプレイすることを目的にした、いわば「簡易型トリニティ×ヴィーナス」といったものです。
(「簡易型シナリオクラフト」といった方式のプレイをします)
さて、トリニティ×ヴィーナスのメインの展開は終了のようですが、アドバンスドVIPや基本ルールでシナリオクラフト、本書のトリニティ×ヴィーナスSRSライトなどいろいろと興味深い試みをしたシリーズだったと思います。
イニャリトゥ監督のことばによれば、人間たちが神に近づきそうになったため、罰として言葉をバラバラにしたのだという。本作を観て一番思うのは、資本はどうであれ紛れもない
ハリウッド作品なのに、数カ国語が飛び交っているその凄さである。字幕を読まないアメリカの国民性もあり、全米大ヒットとはならなかったが、オスカーレースは賑わした。発砲事件を巡り、
モロッコ・日本間を銃器が渡り歩き、各地で不幸な事件が起きる。巻き込まれるのはその国の当事者たちとアメリカ人・
メキシコ人だ。その発端は日本人が売ったライフルとアメリカ国内で息子を失い、目標を失くした夫婦なので、主軸は日米4人の俳優が演じることになる。B・ピットとC・ブランシェットは流石だ。スーパースターなのに、そこいらにいるアメリカ人のように見せるのは余裕のなせる業か。菊池凛子はオスカーノミニーという大快挙を成し遂げたが、本作を観れば納得である。あの妖しさを演じられる女優は日本にそうはいない。邦画よりも
ハリウッドが似合いそうな女優って、いつ振りだろうか。もしかしたら青木鶴子以来かもしれない。これからも楽しみである。メイキングは東京の撮影の大変さに大笑いできる。映画以外では融通がきく国民性なのにね。都ももう少し寛大になってほしい。作品は星4つ。
教授の曲が聞きたかったのですが、iTunesでもその曲だけダウンロード出来ずCD買うしかなかったので購入しました。けどむしろ買って良かったです。中東の曲調もすごい好きですし、藤井隆くんの曲も入ったりクラブミュージックもあったりでインターナショナルなアルバムでした。全体的には映画の内容もあってちょっぴり切ない雰囲気です。ちなみに、これは映画のサントラではなく映画にインスピレーションを受けて作られたアルバムだそうです。けど映画で流れる曲はちゃんと入ってると思います。オススメです。