「戦闘領域、再び――」
バーチャロン・シリーズの元祖、通称OMGこと初代バーチャロンがPS2でめでたく復活。
ツインスティックが無いのは残念ですが、それでも十分。初代が一番馴染み深い身としては感涙モノ。

同じPS2のマーズに比べてロードが非常に早く、あれこれ色々設定できてとても面白いです。
SD化されたちびっこVR(笑)で戦う『チビキャラモード』、
近接攻撃限定(ダッシュ近接可)で戦う『アサルトモード』など、お楽しみが盛り沢山。

自分はOMGをサターンでしかプレイしたことが無かったので、
今回のエイジス版はかなり難しく感じてしまいました。
もっとも、ハードでも楽勝で全クリ出来るサターン版の方がバランスおかしいのでしょうけど。

サターン版で使えたヤガ様は今回でも使えますが、
個人的にはコタツ(爆)が使えることに一番驚きました。
プレイヤーが使う際は防御が薄くなってしまい鉄壁ではなくなっていますが、火力は相変わらず。
放水し始めると脆くなるのは最早御愛敬か？(笑

またマーズにあったVR鑑賞モードは更に進んだ形で搭載されていて、
ダッシュやジャンブなど色々なアクションをとれるようになっています。
BGMもアーケード版とコンシューマー版が選択でき、何と言うか価格の割に中身がかなり濃いです。

バーチャロンをやりこんでいる方はもちろん、未プレイの方にもオススメしたい一品です。
説明書の大半を占める開発メンバーやスタッフのコメントはファンなら必読。

フルモデルチェンジも良いですが今作のようなリニューアルバージョンも
良いと思います（脚の問題点及び改良等）。
他にもチェストパーツや装備の内容も増えて良いのですが全武装が揃って
いないのが残念です。
それで星4個にしました。

◆時空因果律制御機構〔タングラム〕

　　Ｖ-クリスタルの事象転送機能（並行宇宙の在りように干渉し、異なる宇宙を交叉させ、
　　果ては双方の事象の交換をさえ引き起こす）を制御・増幅し、ターゲットとなる事象を
　　調律することができる究極システム。

　　Ｖ-クリスタルの制御を上げ、事象転送機能を意のままに操ることが出来れば、ある世界で
　　起きている特定の事象を、別の並行世界で起きているものとすげ替えることが理論上可能となる。

　　つまり、人は己に降りかかる不可避の運命を自らの意志によって改変できるようになるのだ。

　　多くのリスクを回避して安寧を享受できる――。

　　それは、自らの可能性を閉ざして地球圏に引きこもり、肩寄せ合うにして
　　生きてきた人類が待ち望んでいた、安直な安楽を約束する福音であった。

大戦役「オラトリオ・タングラム」は、このタングラムの使用権を賭けた限定戦争のことである。　　

バーチャロンが好きだと言う事で、360版は非常に楽しみにしていました。
オンラインはまだやっていないのですが、十二分に満足できます。

　
嬉しかった点として

・ミッションモードではEXオプションで自機と僚機の耐久力と攻撃力を強化でき
難しい内容のミッションのクリアがし易く、詰る事なく進められます。
あまり上手くない私にとってこの処置は非情に嬉しい点でした。
ストレス解消にもなります。強化する為のポイントはゲームのプレイ中に
クリスタルを発見する事で最高20まで取得できます。
（訂正、強化できるのは自機だけだったようです。すいません）

・オプションでは、ステージBGMを初作のOMGや二作目のオラトリオ・タングラムの
曲に変更が可能で、今までとは一味違ったプレイが楽しめます。
あとセガで最も歌の上手いあの人の曲まで入っていのが意外でしたwww

・機体支給はミッションをクリアする度にランダムで支給されます。
自分はまだかけ足状態ですが、一定の機体だけでもコンプリートできるようです。
レアカラーの入手も容易な点も嬉しかったです。『砂の勲』や『国際戦争公司認定』
のカラーがお気に入りなので（苦笑）

一つ気になった点として
上記の通り機体支給がランダムなので、狙いたい機体が出にくいのがネックですね。
私はテムジン707Jが取りたいのですが、中々出なくて……
（追記、この前ようやく入手しました）

など、上記の点に加え、鍛え、強化する事により頼れる相棒となるAIなど
初心者への配慮がしっかりしており、個人的には至れり尽くせりです。

これからバーチャロンを始めようと思う方にも是非お勧めのタイトルです。

このビデオでは、バーチャロンというゲームの戦い方などを、実際のゲーム画面を交えて教えてくれます。