連休中に5年ほど使用していた掃除機がいきなり壊れ、
次は
ダイソンと決めていたのでこちらでお願いしました。
在庫ありで2日で到着。
大型
犬を飼っているので
カーペットを掃除してみたところ、
犬の毛やら細かい粉状のものやらテレビでやっていたCMどおりの結果に・・・
(あれ、毛足の長い
カーペットとあまり強力で無い掃除機の組み合わせで
かなり信用していなかったのですが)
吸引力は紙パック式の紙パック交換したてと同じくらいと聞いていたのですが
50センチ四方ゴム裏打ちのタイル
カーペットが簡単にずれてしまうほど
強かったです。
カーボンブラシのせいか
フローリングの床も思いのほかつるつるで
イスのすべりが良くなったかしら、と思うほど。
思いのほか全体的に小型でヘッドも小さめでした。
モーターヘッドなので前後にはすべるように動き、首も良く回るのですが
ジグザクに横に動かそうとすると
やはりホースが硬いので取り回しは日本製にかないません。
音は覚悟していたのですが、昼間掃除する分には大丈夫でしょう。
とにかく吸引力重視という方は検討なさっても良いと思います。
村井さんのIT、グローバル企業のマネジメント経験に基づく意見には本当に説得力があります。
トヨタやソニーに続く若い人たちが作る21世紀型のメガベンチャーが、ぜひ日本から出てきて欲しいと思います。私の息子は、息の詰まる日本社会を脱出、米国の大学、大学院を出てCAの日本企業で働いています。徳重さんの世界一を目指す気持ち良くわかります。徳重さんの成功を祈るとともに、この本を読んだ読者から、徳重さんに続くメガべンチャーチャレンジャーが続々と生まれること、心から願います。
役者馬鹿という言葉があるように、このレビューの
タイトルで書いた「馬鹿」とは悪い意味ではない。安定した職業を捨ててまでも、日本初のメガベンチャーの設立・発展に愚直に一筋に取り組むという意味である。サラッと平易に書かれた文章だが、40数年の著者の人生観が詰まった書でもある。経歴を見ると、
九州大を出て、三井住友海上火災保険に入社し、商品企画や経営企画で働いたとある。おそらくエリートサラリーマンだったのであろう。ところが、世界は大きく変化しているのにリスクを取らない社内の雰囲気に嫌気し、エキサイティングな仕事がしたいとのふっぷんがたまる。世界では様々なベンチャーが誕生し、成長しているのに、日本からは生まれない。その原因を、日本人は能力が決して低いわけではないのに、挑戦に否定的なマインドにあるからだと強く感じ始めた。自ら率先して成功事例を作ろうと、何の成算もなく、会社を辞めてアメリカに渡る。結婚直前の行動だっただけに妻の親から「詐欺よばわり」されたエピソードも示されている。まず、MBAで人脈を構築しようと、入学したかった西海岸の大学を受けるが、試験に落ちた。他の大学に拾われてMBAを取り、シリコンバレーーの投資会社で修業を積む。そして日本発の製造業のメガベンチャーを作ろうと立ち上がり、電動バイクの会社を創業する。瞬く間に電動バイクで国内トップ企業となるが、何せ国内市場は狭い。今は、東南アジアの巨大二輪市場を取り込むべく、奔走している姿が描かれている。特に若い優秀な社員を新規採用して、使えると判断すれば、入社2年目くらいで海外に放り出して、そこで骨を埋めるくらいの覚悟で仕事をさせようとしている点も興味深い。内向きになりがちな日本人に喝を入れ、「目を覚ませ、日本人はもっと世界のビジネスの現場で戦おう」とのメッセージを送っている。そして真のグローバル人材とは、
英語ができることではなく、外国人と対等に渡り合える熱意や覚悟のある人材であるとも説いている。この手の経営者本は、自慢や成功話が多いのが通例だが、この書は人生哲学を語るうえで、これまでの親との葛藤や、投資先にドタキャンされるなどの失敗談、個人保証の話なども赤裸々に盛り込まれていて、ありのままを書いたことが感じ取れる。この著者に一番興味を抱いたのは、何の成算もなく、自分の志で、のたれ死に覚悟で、リスクはすべて自分に背負い込んでいる点である。かつて
福沢諭吉が、故郷を飛び出し、学問を志した際に「何の成算もなかったが、自らの心の声に従い、自らが正しいと思うことをした」と振り返っている。この著者の行動と
福沢諭吉が重なってしまった。今の日本は、成功のための方程式を求めたり、失敗を他責にしたりする雰囲気が蔓延しているように感じる。これがこの本の筆者が指摘する「挑戦に否定的なマインド」につながっているのだと思う。成功のための方程式を解こうとしたら、おそらく怖くなって何も行動が取れないに違いない。この著者のように大胆な行動を取れる人は現実的にはわずかであろう。ただ、サラリーマンであっても、役人であっても、学者であっても、リスクを恐れない
起業家精神は必要な時代は来ていると思う。なぜなら、考え方や行動を変えていかなければ、今まで通りに給料や
ボーナスがもらえなくなる時代がすぐそこまで来ているからだ。ベンチャーを起こしていなくても、こうした考えの人が少しでも増えることで、「挑戦に否定的」な土壌は消え去るのではないか。共感する点が多い書ではあったが、星を5つにせずにあえて4つにしたのは、この著者のさらなる飛躍を期待してのこと。会社としてはまだまだ成長過程にある。目に見える成果が出た時に5つ星を付けることにする。