忘年会の景品にさせていただいたので、味はわかりませんが、好評でした

　この鞄の売りはまだ珍しい松阪牛レザーを使っているということと、革の鞣しから鞄の製縫まで日本で行っているということ。　今後、国内の皮革業界が少しでも活性化されるのを願って購入を決定。松阪牛レザーは不飽和脂肪酸が多く含まれ、独特の経年変化が期待できるというが、革は自然な雰囲気ではあるがしっかりエンボスが入っていて、切り口の感じからおそらくクロム鞣しかと思われるので、本気で松阪レザーに価値を見出すのであればスムースのタンニン鞣し革を使った同シリーズのアルバートを選ばないと駄目かもしれない。でも松阪牛の革ってほんとに素材として優れているのか...？と半信半疑なのと、たまたまシリルが高割引きで売っていたし、通勤に使うには十分だろう、と考えて妥協。それでも、経年変化を期待して色はキャメル。
　芯が入ってないのか、革が柔らかいからか、中身が入ってないと自立しない。でも底鋲はちゃんと打ってあるし、金具もそこそこ高級感があり、鞄の質感は悪くない。本革の鞄にしては重量も平均的で、重くもなく軽くもなく、こんなものかという感じ。余計な仕切りがなく、少し大きめの硬表紙のA4ファイルやバインダー、クリアファイルも楽々入るし、マチが広めで水筒も弁当箱も余裕で入るのに、見た目膨らんだ感じにならないのは嬉しい。これでいい感じに経年変化してくれたら最高だが...数年後、どうなっているだろうか？