レコーディング参加メンバーにSuperJazzStrings(SJS)の平山織絵さんが参加しているということを聴いて入手してみました。 まず封を切って驚いたのが内部のブックレット。 CDはおそらく買った人が記念になるように、という綺麗な装丁なものは比較的良く見るのですが、曲の解説に加えて参加ミュージシャンのプロフィールがカラーで掲載されていること。 プロデュースした人の意向か、それとも田中真由美さんの意向かは判りませんが、かなり珍しいなと。 買ってくれた人、聴いてくれた人はもちろんのこと、さらに一緒にレコーディングした方々のことも大事にしていらっしゃるのかなと感じます。 聴いてみると、雰囲気としてはSJSのサウンドそのもの。そして4本マレットのヴィヴラフォン奏者中島香里さんが入っているところ。まったく一体こんな素敵なディレクションしたのは誰なんだというくらいにムード漂う雰囲気。 「I only HAve Eyes for you」でStringsとヴィヴラフォンをバックに歌う声がどこかタイムスリップをさせてくれるかの感覚に陥らせてくれます。 圧巻なのは「The End of the world」まさに平山さんのアレンジが冴え渡るStringsサウンドに乗る田中さんの声。 どこか天井の高い教会で歌っているかのよう。 連続で聴くよりも1曲1曲をCDよりもちょっとだけ時間を空けて聴く方がより楽しめる作品なのではないか、そんなことを感じました。