ゲームシステムに関しての不満などはもう他の方のレビューで出尽くしているので割愛。 ただ、やはりこれまでのサモンナイトシリーズ(というかリメ3、4)と比較しての不満ですので、ひとつのRPGとして見るならばまぁ凡ゲーかと。
でもシナリオの出来はファンとしても少し擁護しきれないレベルですね。私、サモンナイトは基本キャラゲーと考えております。 しかし5についてはなんていうのか、飯塚氏が描く魅力的なキャラクターたちが、シナリオのせいでその魅力を活かしきれていませんでした。
まず、圧倒的にキャラに対する掘り下げが足りてない。おそらくは夜会話パートにてある程度個々のキャラクターの素性など掘り下げているのでしょうが、これらは飽くまでサブシナリオのようなもの。メインシナリオにてもっと掘り下げてほしかった。
次に、仲間たちの主人公に対する持ち上げっぷりや甘やかしっぷりが見てて異様だったのがちょっと…。主人公が何かを成すと流石流石と持て囃し、何か問題を起こせば〜だから仕方ない、の流ればかり。まるで洗脳された信者達が教祖様を崇めたて祀っているのを傍から見せられているかんじに。
なかでもドン引きしたシーンがあります。 今の主人公の信念を形作ったある人物の言葉が、当人によって否定されてしまい、心が折れそうになる主人公。 まぁ仲間の言葉とかで立ち直るんだろうなーと思っていたのですが、なんとその仲間たちは口々に「主人公disってんじゃねーよ!お前もうしゃべんなよ!みんな、マジこいつボコって黙らせようぜ!」みたいなことを言い出しました。 まるでクラス内ヒエラルキー最上位グループの中心人物を取り巻き達が庇うかの様な展開。ほぼ社会人で構成されてる連中がなにやってんだ…。
このシーンだけは凄い萎えました。アルカちゃんが可愛いからまだ許せるものの、♂主人公でプレイしててこのシーン見てたらゲーム機ぶん投げてたかもしれません…。 一度こんなのを見せられたため、以降悪役(小物感が半端ないうえ、主人公の有能さ加減に嫉妬している節あり。家族にすら恵まれなかったエリートぼっち)が、姿を現す度、これが絆の力だー!とボコられるのを見てもただのイジメにしか見えず、全く感情移入できませんでした…。
他と比べると殻がしっかりしていて卵黄もコンモリと山高く美味しいです。最近は殻の華奢なのばかりでこんなしっかりしたのは久しくおめにかかりませんでした。
とても丁寧で、汚れもなく、商品到着も遅くなることもなく、大変満足のいくお取引でした
飯塚さんが書いた舞台「ファニーバニー」を見てファンになり、何か彼が書いた本はないかと捜したところ、この本と出合いました。 彼が、映画を撮りたいと思い立ってから完成までの過程を一気に書いてあり、その勢いに圧倒されました。 無謀とも思える挑戦にも係らず諦める事なく突き進んでいく様子が、笑いあり涙ありに描かれ、でも最終的にはとってもステキに思える作品です。
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