うだつのあがらない男と、すっかり旬をすぎた女のラブストーリーです。舞台は、あまりきれいとは言えないごみごみした下町や裏通り、カフェがメイン。なんか、あまり魅力的に写らないお話に見えますが、そんなことはありません。この映画の有名なキスシーンは涙が出る程、奇跡のように美しい瞬間であります。このシーンだけで星5つです。ちょっと最近落ち込んだ、いまいちパッとしない、そんな大人の貴方にお薦めです。
なんと言っても頑なだったフランキーが最後に自分の過去を告白し、泣き崩れるシーン・・・ミシェル・ファイファーは巧い。私は息ができなくなった。フランキーと全く同じではないが、辛い恋愛を経験した私にとって、フランキーは私の分身のようで、あのシーンでは胸が痛くて苦しくて、涙が止まらなかった。これをラブコメと呼ぶ人もいるかもしれない。HAPPY ENDINGで安心したけど、情熱的に迫るパチーノの時折見せるコミカルな演技、でもその裏に隠された暗い過去・・・この二人無くしてはかもし出せない雰囲気をもった作品。ジョニーみたいな恋人がいてくれたら、世の女性はどれほど幸せだろうか、そんなことをふと考えたりして・・・心に染みますよ・・・オススメ。
アル・パチーノとミッシェル・ハイファー・・・
二人の名優の演技がとっても素敵です。
特に
アル・パチーノの演じるジョニーは生き生きとしていて魅力的です。
イタリアンな積極性は世の男性達にはいいお手本でしょうか。
ストーリーそのものは出来過ぎな部分もなきにしもあらずですが
それを補ってあまりある二人でした。