私がダン・タイ・ソン氏のピアノと出会ったのは氏が
ショパンコンクールで優勝した直後でした。
私はまだ小学生でしたが、涙が勝手に出てきて心臓が高鳴ったのを覚えています。
その頃から20年以上経ちますが、ようやく何故彼の演奏が好きなのかが分かった気がします。
若々しく素直に表現された
ショパン、広がる未知の世界への期待。
ショパンの歴史だけならずソン氏の未来への可能性までが感じられる演奏でした。
ソン氏もピアニストとして成長を続けていますが、若かりし頃の氏のこのプログラミングや演奏が、沢山の思い出を呼び起こさせてくれて感慨深いです。
有名な曲ばかりですので、人に
ショパンを勧めるとしたら迷わずこの一枚ですね。