とっても心が優しい気持ちになれる
バラードナンバーの「ともだち」はゲーム音楽とは思えない(失礼)完成度の高さ。他のインスト曲も全て表情豊かで最後まで飽きることなく聴くことが可能です。
驚いたのは、全部生演奏だと思って作曲家さんのホームページを見てみたら、歌やヴァイオリン以外はコンピューターとシンセサイザーで作った電子音楽だったと言うこと!機械の自動演奏でここまで演奏者の息遣いが聞こえてきそうな音楽は初めてでした。
ゲームをプレイされた方は勿論、癒しと情熱のインストゥルメンタル音楽が好きな方にもお勧めです。
キャラや絵だけに惹かれて買おうと思っている方は難しいと思います。はっきり言って初心者向けではないと思いました。あくまで「ゲーム」なので、出来ることがたくさんあって楽しい分、SRPGとしては難易度も高めでした。特に序盤は覚えることがたくさんで苦労した・・・
すでにリセットすることを見越して、本体を切らなくてもメニュー項目に「リセット」があるぐらいです。(笑
なので他の情報もたくさん出ているのでそれらを参考にした上で考えた方が良いと思います。
でもその難易度を制覇し、クリアした先、きっとこのゲームは好きになれると思います。少なくとも私にとって大好きなゲームとなりました。クリア後の感動は心地よかったです。
主人公の二人、悪霊憑きと呼ばれているマローネと、霊魂であるアッシュ。序盤はひたむきなマローネの迫害されっぷりが、こちらにまで痛いほど伝わってきます。仲間になるのもみんな
幽霊。でもそんな彼女が少しずつ生きている人々に認められていく、というストーリーには何回かうるるときました。
アッシュがすでに死んだ身ってところも注目ですね。戦闘ではバリバリ主力だし、見返りも求めず、ひたすらマローネを守る姿がすごくかっこいい。なのに悪霊呼ばわりされて序盤では引け目を感じたりもして・・
素敵なキャラクター達と、ドット絵の魅力を生かしたの多彩なリアクションにかなーり好感を持てました。(最近はポリゴンが多い中、すごいです)そしてクリア後。「やり込み」と称しただけあって、データは続行されます。隠れキャラがわんさか待っています。
前作「ディスガイア」や「マール王国シリーズ」からの出演者が待っています・・・が、これはゲームを持っていない人にとっては切ない話だと思いました。宣伝もかねているのかな・・・