高校時代にリアル・タイムで購入しました。その頃は1ヶ月にリリースされた洋楽アルバムより10枚をリスト・アップし絞り込んで1枚を選ぶ作業に悪戦苦闘したなあ。そんななのでこのアルバムを購入した理由がジャケ買いだったことは勇気ある選択でしたね。最初に聴いた時は地味な印象を受けましたがハード・ロックを聴き慣れた耳にはそう感じたのでしょう。聴き込むうちにジワジワとその良さが浸透してゆき味わい深いアルバムだと思いました。ただ当時は『これを良いと思う自分に酔っていた』感は否めず、背伸びして大人の世界を覗いてみたい年頃ではありました。32年の時を経て今聴くとでは全く違います。もうマジで泣けちゃいます。染み入り方が半端じゃないです。改めてクレジットを見ると高校時代は知らなかったマスル・ショールズの面々が参加してる曲もあって嬉しくなりますね。ジャケ買いしたこの
ジャケットも今年の
年賀状にちゃっかり使わせて頂きました♪
アメリカ国内では、とても人気があるようで、歴史も長く、それだけに、
手の届かないような崇高・孤高といった感じがしますが、ボブの音楽はとても庶民的なもので、
とても聴きやすく・・・、だから、これほどの支持をうけていると思います!
そんなボブ・シーガーが築いてきた「アメリカン・ロック」の真髄★2枚組ベスト盤☆
今までもベスト盤は出ていますが、2枚組でこの値段はありがたい♪です。
内容も充実していて、テンポいいヒット・ナンバーがずらり!ライブ録音もあり★
「ボブのようなミュージシャンは、是非ライブで見たいものですが、なかなか・・・」
ボブ渾身の大ヒット・
バラード「アゲインスト・ザ・ウインド」☆いつ聴いてもグッときます♪
ボブの曲が映画で使われることも多く、個人的には、シェール主演の「マスク」のエンド・クレジットで、
流れる「ロール・ミー・アウェイ」!ジーンときます♪
トム・クルーズ主演の「卒業白書」では、「オールド・タイム・ロックン・ロール」を聴きながら
トムが踊るシーンは印象的でした「笑」。
ビバリー・ヒルズ・コップ2の主題歌「シェイク・ダウン」、ボブ最大のヒット?!
などなど、聴き応え満載です☆
ただ残念なのは、大好きな「アメリカン・ストーム」が、今回もリスト入りしませんでした・・・
あの勢いがある曲!これぞボブ!アメリカン・ロック!という感じなのですが♪
リマスターされていない為、やや平面的な感じはする物の
元々、いじっていないピュアなロックなので音自体は綺麗です。
コーラスの優しい、アコースティックな
バラード『月に吠える』は、オリジナル曲では無いですが
1983年に全米チャート2位(4週連続)の大ヒットになっています。
(ちなみに1位はマイケルの『ビリー・ジーン』)
『ロール・ミー・アウェイ』は全米27位の中ヒットで
1984年の「レックレス」(
ダリル・ハンナ主演)
1985年の「マスク」(シェール主演)
1988年の「アーマゲドン」(ブルース・ウィルス主演)と
それぞれの映画のエンディングシーンなどで使われ
後々まで評価される曲になりました。
この2曲だけなら、リマスターされたアルティメイト・ヒッツでも
事足りると思うのですが、このアルバム
ジャケットがカッコいいです。
パワーを感じる『イーヴン・ナウ』(全米12位)も良いです。