当時アニメ雑誌の新番組紹介を見たときは、「ミンキーモモ+ガンダム」?という
印象であまり期待していませんでした。
が・・・はまっちゃた80年代アニメのひとつでした。
ストーリーは本格的なSFものやメカ・アクションを期待すると違うかもしれませんが、両親を探して
宇宙をさすらう というシリアスな状況下でも子供だけで力を合わせて
キャンプをしているようなどこか
ほのぼのとしたところがありました。13人という大人数にもかかわらず各キャラはいきいきとしており
芦田豊雄氏の愛らしいキャラクターデザインとあいまって魅力的に描かれました。
作画の方はアニメが乱造されていた時代の作品としてはシリーズ全体の質はまずまずだった
と思います。
ただ、当時鳥山明氏の影響受けていた?芦田豊雄氏のキャラクターデザインが独特で芦田氏率いる
スタジオライブ作画担当以外の回はキャラデザを再現しきれていないようにも思いました。
特に素晴らしいのは第1話です。
謎の異星人の襲来と開拓星からの脱出までがテンポ良く緊迫感を持って描かれます。
しかも、スタジオライブの丁寧な作画は当時のOVA並みのクオリティ。
第1話は何度も繰り返してみました。
BOX1では
第 1話 異星人来襲! 開拓星から全員脱出せよ!
第17話 さよならケイト めざせ新たなる目的地
第21話 敵ビーム波状攻撃! 僕たちに明日はある
がストーリー、作画とも抜群です。・・・他にも色々面白い話はあるので80年代のアニメ好き
で未見の人は是非見て欲しいです。
あと、名曲と言われるTAOの「Hello Vifam」ですが、EDの「ネバーギブアップ」も名曲ですよ。
銀河漂流バイファムの音楽は、心を少年時代へと戻してくれる。
初めて聴いた
バイオリンを主旋律としたロックメロディのOP。
昔のLPレコードでは、再生できなかった低音と高音が、CD音質で響きまくります。
ジュールベルヌの十五少年漂流記を読んだ者なら、
誰もがバイファムの物語と音楽に、のめり込んでいったはずだ。
少年だった者は、男に、少女だった者は、女へと成長していく物語。
けれど、この物語を見ていた私は、ちょんと大人になれただろうか?
私は、子どもの勇気と可能性をきちんと認めていただろうか?
そして、大人は、子どもたちに、安心と安全と安定を与えてやれただろうか?
大人になった私を少年時代へと誘うと共に、大人としての自覚を呼びかけてくる音楽です。
バイファムのストーリーを脳内再生しながら、お聞きください。
Hallo!I'm VIFAM!