当時24時間テレビを見た時、私は6才でした。
録画したビデオテープを何度も繰り返し見た記憶があります。
この度ようやくDVD化されさっそく購入し、感動がふたたびよみがえりました。
写楽と和登さんとのかけあいが本当に楽しく、パンドラの野望にドキドキ、あの頃と変わらず見入ってしまいました。
今も昔も、手塚治虫先生のキャラクターは本当に魅力があるなぁと思います。
サントラといったら、結構無意味に長ったらしいものが多いですが、このサントラはTVで使われていたものを簡潔にキッチリ入れていて、とても聞きやすいです。音源が古いはずなのに音もクリアです。サントラといえど、音楽的にシブイ。結構楽しめる一枚です。
手に入りにくい古いアニメのサントラ、このお値段で買えるとは・・・。即買いです!
手塚治虫は考古学にも興味を持っていたようだ。
マヤ文明やシヴァ神などを背景にこの物語が展開されていくのは一目瞭然だと思う。
写楽呆介という見つめ族最後の生き残りと和登さんと言う女の子が繰り広げる話だが、背景が難しいだけに話も難しい。その為最後もえっ、終わりという感じだった。この話を理解するには頭をすっきりさせて読んでいくしかない。おでこの目を隠されると幼稚園児のようになってしまう
写楽だが、そのおでこの目が全開の時には、恐ろしい破壊的な人間になってしまう。それを唯一止める事ができるのが和登さんなのである。この二人のやり取りと、その物語の深さにもう脱帽です。
写楽と和登サンの名コンビぶりが見事。原作では、和登サンのお色気シーンも多いが、アニメではそれを抑え、
写楽の母親代わりとして、
写楽の面倒を見ている。
和登サンは、美少女でありながらも、合気道の達人でもある、男勝りながらも、とても可愛らしい女の子だ。しかも、
写楽が三つ目になっても、決して嫌うことなく、普通に接している。そんな和登サンだからこそ、
写楽は三つ目になっても、和登サンには気を許せるのだろう。柔道部主将・坂東唐三郎(通称バンカラ)は、手塚先生の作品・ゴッドファーザーの息子のアカシをモデルにしている。バンカラは9話・三つ岩山の秘密が初登場で、地下の都編、ガロン編で活躍する。しかも、
写楽を絆創膏と呼ぶ、気のいい性格である。
写楽の養父の
犬持は、原作では医師だが、アニメでは考古学教授となっている。遺跡荒らしの草井は、地下の都編、ガロン編で悪事を働く。ガロン編では、ガロンを覚醒させる。
鬼胴とその子分たちは、原作では初期だけの登場だったが、アニメでは何度か登場する。
手塚治虫氏亡き後、テレビ東京系列で放送され、私は時差ネットで見たが、原作を読んでも、アニメを見ても、とても面白い。
私にとっても、お勧めの作品だと思う。