非人間的な主人公深井零と,高性能戦闘機「雪風」との関係を軸に,コミュニケート不能な敵<ジャム>との戦闘がリアルに描かれていく。初めはその精緻なメカ描写のカッコ良さに魅かれて読み進めたのだが,次第に明らかになる<ジャム>,そしてコンピュータ群の意識に戦慄し,後は衝撃的なラストまで一気読みだった。と,これは私が旧版を読んだ時の話。
約20年の時を経て,加筆訂正された本書を読んでみたが,全く古さを感じなかった。
加筆訂正の内容は,構成自体を大きく変えるようなものではないが,旧版を既読の方も,これを機会に再読されてはいかがか。
本書は間違いなく日本SF史に残る傑作である。未読のSFファン,読むべし。
踊れのラストを思い出したけど歳をとったせいかあまりインパクトはなかった
探偵の話がよかったけど猟奇的な現場を演出したワケとか語られて無くね?w
脳にプラグするってのはこの作者の他作品世界と比べてちょっとアナクロに思えました
思考の世界と物理世界の門みたいな演出だったのかもしれんけどシールド性や
物理的遮断が云々ってよりロマンがあるんですかねー、プラグには