この小説は、育児中の私にとって育児中の女性の現実そのものだ、と感じました。 描写がとてもリアルです。ちょっと行き過ぎ?と思う設定もありますが、 途中からリアルすぎて、そんなこと気にならなくなります。
クライマックスは辛くて(?)涙なくしては読めません。 そして読み終わった後、長く涙が流れました。 この小説をきっかけに、私の生活が少しだけ変わるかもしれない、とすら思っています。
というのは、小説の随所に「こんなこと言ってもらいたかったんだな」という箇所が出てくるのです。 そして全体を通して私は誰かに「こんなことを書いて欲しかったのだな」という本です。
所詮男性には共感してもらえない気もしつつ、少しの希望をこめ「世の男性たちをこれをよめ!」と言いたいです。
登場人物の「ユカ」が「涼子」の事情を知っていることで涼子が救われる気になるように、 筆者のように母親の現実を知り、言葉にできる人がいることは、私を安心させます。 筆者に対し一人の育児中の女性として「よく書いてくれました!」と言いたいです。
育児中の女性や男性や、育児中の人や子どもに関わるような方にはぜひ読んでいただきたいです。
最初は読みにくいですが、途中から止まらなくなります。 私の中では、ここ数年でベスト1です。 迷われているなら読む事をお勧めします。
NHKの週間ブックレビューに著者の金原ひとみが出演した際に、司会の藤沢周氏は本書を絶賛していた一方、アマゾンのレビューは芳しくないので、一体どのような本なのだろうと興味が出てきて挑戦してみた。
結論としては思ったより結構楽しめた。ストーリー自体は単純で主人公の鬱病に悩む女性の神田憂が今日こそは精神病院に行こうとするのだが、結局何か別な出来事に遭遇して行けなくなってしまう、というパターンが繰り返される7つの短編集が収録されている。主人公以外の登場人物はカイズさんという中年男性とウツイくんという若い男性が毎回必ず出てくるが、この2人は名前こそ同じだが毎回違った役柄で登場する。
第1話のデリラでは異様な性描写に若干辟易してここで読むのを止めようと思ったが、2話目のミンクが話として結構面白くて、段々にこの世界に慣れていく自分に気付いた。ピアスも意外な展開に加えて知らない世界を覗き見できた気がして楽しめたし、結局最後まで読んでしまった。
評価は★3つか4つで少し悩んだが、事前に面白くないと覚悟して目線を下げていたため、面白さが増したような気もするため、3つとした。著者の他の作品も機会があれば手にとって見たいと思う。
この小説は、育児中の私にとって育児中の女性の現実そのものだ、と感じました。 描写がとてもリアルです。ちょっと行き過ぎ?と思う設定もありますが、 途中からリアルすぎて、そんなこと気にならなくなります。
クライマックスは辛くて(?)涙なくしては読めません。 そして読み終わった後、長く涙が流れました。 この小説をきっかけに、私の生活が少しだけ変わるかもしれない、とすら思っています。
というのは、小説の随所に「こんなこと言ってもらいたかったんだな」という箇所が出てくるのです。 そして全体を通して私は誰かに「こんなことを書いて欲しかったのだな」という本です。
所詮男性には共感してもらえない気もしつつ、少しの希望をこめ「世の男性たちをこれをよめ!」と言いたいです。
登場人物の「ユカ」が「涼子」の事情を知っていることで涼子が救われる気になるように、 筆者のように母親の現実を知り、言葉にできる人がいることは、私を安心させます。 筆者に対し一人の育児中の女性として「よく書いてくれました!」と言いたいです。
育児中の女性や男性や、育児中の人や子どもに関わるような方にはぜひ読んでいただきたいです。
最初は読みにくいですが、途中から止まらなくなります。 私の中では、ここ数年でベスト1です。 迷われているなら読む事をお勧めします。
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