ELEKTELの2年ぶりとなる2ndフル・アルバム。
suitcase rhodesやサエキけんぞうなどがアルバム参加。
オリヴィア・ニュートンジョン/ELOの「ザナドゥ」(M10)、ボサノヴァのスタンダード「イパネマの娘」(M8)のカヴァーを収録。
バックエンドにはダンスチューニグナイズドされた多系統のプログラム・サウンドを配し、フロントエンドに基幹メロディであるヴォッサ、ラウンジをポップに脚色。
帯や解説では泥臭いヴォサノヴァや
サンバをイメージするが、実際には先鋭的なサイバー・サウンドに仕上がっている。
インストメインだが、M4以降でウィスパー系女性ヴォーカルの楽曲も何曲か入る構成となっている。この女性ヴォーカルもまた楽曲と世界観に合っており素晴らしい声質。
恐らく、Cymbalsの「Sine」に匹敵する好作品。目に付く問題なのはM5くらいだろう。
エレクトロ・ポップ・ラウンジの一つの到達点が此処にある。
前巻がキュンとする話だったとするならば、今回の巻は笑いを誘う話だったと思います。
前巻までは、二人の気持ちが寄り添うまでのドキドキを楽しんでいたと思うのですが。
今回は二人の仲が安定してからの話なので、色々と楽しい要素が盛り込まれていました。
その楽しい要素っていうのは、里中の変態さだったり、二人の間に入り込む小さくて可愛い存在だったりと、色々。
里中はかなり暴走してたな〜。
脇役とはいえ、前へ出るパワーがハンパない。
一人で色々立ち回ってました。彼は凄い。
あと、小さくて可愛い存在は、仕草とかがホント可愛い。
微笑みを誘う感じです。
あ!ふみの妄想には結構笑わしてもらいました(笑)
勝手に暴走して、自分の妄想の希望を口走ってしまうのも良かったけど、妄想の内容も内容で・・・!!(笑)
どんだけ春平の事好きなの?!とツッコミたい。
とりあえず、そんな二人の間に色んな試練が待ち受けています。
だけど、いつも泣きを見るのは春平が多いのかな(笑)
可哀相なんだけど、笑えるというか。
いつも誰かに振り回されてる感じが、気の毒な気持ちもあるのだけど。
そして
美術部員の葉神に新しい局面が。
これはこれで、今回の話に必要だったとは思う。
ただ、ふみ&春平カップルに興味があるので、この新たな局面の話はさらっと流し読みしてしまった。
二人のHシーンに関しては、今回もやっぱり萌えました。
恥ずかしがる春平は可愛いし、ふみの男っぽさが堪能できて、満足。
最後に。
今回も表紙カバーイラストの部分めくったら、本の本体表紙にお楽しみが散りばめられていました。
とにかく楽しませようとしてくれるこの心意気、嬉しい限りです。