誰も語れなかった沖縄の真実 ――新・沖縄ノート
「沖縄は、沖教祖、地元マスコミを主体とする極左勢力によって異常なほどの言論統制下にある。保守派の意見は地元紙に一切、掲載されないばかりか、絶えず米軍基地批判のコンセプトで紙面が構成されている」「沖縄には、基地容認派も少なからず存在するが、マスコミによって封印されており、反対意見のみが、あたかも県民の総意であるかのように喧伝されている」。そんななか、退職に追い込まれたり、絶えず言論弾圧と戦いながら、この本を上梓した著者の勇気に敬意を表したい。
沖縄というと、冷遇されてきたというイメージがあるが、それはマスコミによって作り出されたもので、政府から多額の補助金を受け続け、むしろ優遇されたきたといっていい。米軍基地の地代や基地周辺の産業は、沖縄の主要な収入源であり、基地の存在を歓迎している住人も多いのである。
この本より後に出版された「日本を守りたい日本人の反撃」を先に読んだが、日本が現在、中国等からの侵略の危機に瀕しており、沖縄が重要な拠点である、といった共通する内容がかなりあった。
幸い、最近ではインターネットの普及で、地元の若者たちが真実に気づき始めている。著者の授業は希望学生が殺到し、抽選をしたほどだったという。沖縄の若者たちに期待する。
琉球王国 -東アジアのコーナーストーン (講談社選書メチエ)
この分野の初心者ですが、琉球史を理解すべき観点が網羅されているように思いました。
例えばそれは次の章立てからも分かると思います。
序章 琉球王国とは何か
第一章 グスクの時代
第二章 明の成立と琉球王国の勃興
第三章 東アジア貿易圏の中の琉球
第四章 幕藩体制下の琉球王国
第五章 王国の改革と中国化
第六章 琉球王国の進貢貿易
第七章 冊封体制と琉球王国
終章 王国の消滅
全体を通じて、おそらく専門家の間では共通理解となっている事柄でも、
そう理解できる根拠を明示してあります。
これは優れた概説書の1つの条件ではないかと思います。
読後感として強く残ったのは次の2点。
まず、よく「眠るような先史時代」と言われたりもする琉球の文献史以前が、
諸グスク発掘の考古学的成果と、史書の突き合わせによって、
ここまで具体的に分かるものなのかと驚きました。
琉球史学の進展に素直に敬服するところです。
もう一つは、中国の冊封体制下にありつつ薩摩の保護下にもあったことが、
よく「大国に翻弄され」云々と表現されて、それで聞く側も了解した気になるものですが、
これが琉球王国の自ら積極的にとった政策で、それがもたらす意義もあり、限界もあったのだと
いうことが私なりに理解できたと思います。
いずれかの肩を持つことなどを遠く離れた理解に導かれるのは、
琉球だけでなく「歴史」と向き合う際の充実した経験を持たせてもらえたように思います。
沖縄・琉球の歴史に興味があるが、何を読んでいいか分からない、
という人には是非ともお薦めしたい一書です。
琉球月桃水 300ml
余計なものが入っていなくて自然な感じが好きです。
とてもサッパリしているので、この化粧水だけでは潤いませんが、大豆粒ほどの量の美容液か乳液を、手のひらの上で月桃水と混ぜ合わせると、保湿化粧水のような使い心地になります。
その後にクリームを塗ると、お肌しっとりです。
月桃水には抗菌力があるそうで、そのため防腐剤が使われていない点も気に入っています。
それでもなるべく早く使い切るようにしています。
消費が早いので、しょっちゅうAmazonさんで注文しています。
東急ハンズでも売っていますが、こちらの方が安いので助かります。