イノセンスの情景 Animated Clips [DVD]
映画館に足を運び観て来ましたが、前評判通り圧倒的な情報量を持つ映像美に圧倒されました。現在その映像をスクィーズで唯一鑑賞出来るDVDという事からも購入する価値は十分あるでしょう。価格もお手ごろですし。
主題歌「FOLLOW ME」が目的でこのDVDを購入しましたが、主題歌よりも民謡風(前作「GHOST IN THE SHELL」でもお馴染みの手法)のオープニング曲にハマッてしまいました。曲の中盤から和太鼓のテンポ良く力強いリズムが強調されると同時に全体的に音量UPし迫力&緊迫感満点の曲に仕上がっていて何度もリピートして聴きたくなってしまいます。また、この曲の際に映し出される映像は 映画本編のオープニングと同じ(だったと思います)で、しかも音声はDD5.1chなのでまんま映画です!
ラストに流れる主題歌「FOLLOW ME」も当然素晴らしいですが、予告編等でBGMに使われているものとは少しバージョンが異なり、若干スローなテンポです。そしてこの曲のエンディングに映し出されるガイノイドの寂しく悲しげな上目づかいの眼差しはゾクっとします。
攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL
本編は全12ステージです。難易度調整は出来ません。
第3ステージが制限時間有り(序盤の割には高難度)
第4&第6ステージが強制移動式のCHASE(追跡)ステージです。
それ以外は(一部ボス戦を除き)時間を気にせずゆっくり遊べます。
移動の操作はアーマード・コア PS one Booksに似てます。
十字キー上下で前進・後退。左右キーはその場で旋回
L1で左平行移動、R1で右平行移動、といった感じです。
主兵装の一つであるバルカンは、敵を正面に入れさえすれば、高さは自動で合わせてくれます。
もう一つのホーミングミサイルは、射程距離を覚え活用できれば、かなり楽に進むことができます。
後、セレクトボタンで主観・客観の視点変更もできます。
3D酔いしない人で、やり込む気力・気合と攻殻機動隊への愛、そして時間があれば
多少難しくとも本編クリアは出来ると思います。
(ちなみに、ノーコンティニュークリアをすると「微妙な特典」が拝めます)
ただ、トレーニングモードというのがありまして。
6つに区切られたステージを制限時間以内に、規定数のターゲットを破壊して進むのですが、これが難しいです。
クリアorタイムオーバー後、シールド(ライフ)残量・タイム・命中率等を基に「S〜I」の10のランクに分けられ
そのランクに応じた(おまけ)ムービーを見ることが出来ます。
しかしここで全ランク取るのは至難の業です、本当に。
自分は本編をノーコンティニュークリアしましたけど、トレーニングのS、その他2〜3個のランクは未だに取れてません。
声優さんは全員TVアニメのキャストと違います。
自分はまだ原作に触れてませんが、バトーとサイトー以外は特に違和感無いです。
雑多に書きましたが、攻殻機動隊・フチコマ・タチコマが好きな人なら楽しめると思います。
ブラックマジック M-66 [DVD]
OVAという形式の比較的初期に製作された中篇だが、SFアクション映画として、驚くべきことに最高傑作の一つ。時期的にはターミネーターの後追いだったと思うが、ロボコップ、マトリクス等一連の同ジャンル作品の精髄と言える。特筆すべきはその緻密かつ「人間離れした」アクション設計とリアリティの追及である。
まずアクション。硬い外殻と軟らかい関節を持ち、小柄ながらも途轍もない重量とパワーを秘めたアンドロイド達。士郎正宗は極めて厳格かつ大胆にその可動パターンを構想し、前代未聞の動きの数々を引き出して見せる。人間ではあり得ない縦の動きと落下質量、人体を貫き樹木を粉砕する拳、拳法の達人のようで居て、実は冷たい兵器の選んだ力学的最適軌道に過ぎない立ち回り。歩くだけで砕ける床やひしゃげる鉄製ステップ。こうした工学的な正確さについて本作を超える作品は未だ出ていないのではないか。
そしてリアリティ。ヒロインや軍人、科学者達など多くの人物が登場するが、彼らは普段は別の生活や職務を持ち、たまたまこの事件に巻き込まれたに過ぎない。従って彼らは事件に立ち向かいつつも従来の日常をも継続している。画面内に複数人物が居れば多くの場合その数だけの演出フォーカスとマイクがあり、彼らは重なるように会話を続ける(このように複数の異なる会話が同時進行する演出は、解り易さを優先する一般の芝居や映画では余り見られないものだが、作者は視聴者が追随できる限度を弁えており、その手前でセーブしている)。シンプルなストーリーながらも、それらの細かな芝居を通じて彼ら一人一人の性格'''関係、そして世界設定の拡がりが垣間見られる。
本作を原語で鑑賞しそのテーマについて想い巡らすことのできる我々は幸せである。作者は以後漫画媒体に戻り、今後も映画製作に携わることはもう無いであろうが、彼が描く漫画の裏にどのようなイマジネーションが働いていたのか、その片鱗を伺わせてくれたという意味でも貴重な作品だと思われる。
PIECES〈8〉WILD WET WEST
もう、とにかく士郎正宗ファンとしては、その内容がどんなものだろうが、彼の画集が発売されたとあれば、買わずにはいられない。今回のPIECESシリーズの最終巻とも噂されているこの本もそう。
内容自体は、「ハイパーエロティックウェスタン!」と銘打たれているとおりで、まぁ、最近の士郎正宗の本の傾向そのままのエロだけど(18禁じゃないけど)、十分楽しまさせてもらった。
士郎正宗ファンになって20年以上が経つと思うけど、彼のこういったエロティックな画集がキライだとは言わない(ってことは好きなんだけど)。でもそれ以上に、かれの描くSFコミックが読みたい。未完のシリーズの続刊を期待しているところだけど、噂じゃ(っていうっか本人がどっかで書いていたので本当だと思うし、そう祈ってるけど)、この一連のエロ画集の仕事が終わったら、そっちにとりかかるらしい。本当に待ち遠しいなぁ。
でも、この「PIECES」シリーズは、定期的に刊行してくれて、ずっと士郎正宗の絵に飢えていた私としては、とってもありがたかった。
ELECOM Scope Node/レーザー/3ボタン/ブラック M-SN1ULBK
「ペンの使用感」が謳い文句のマウスだが、持ち方を間違えなければまさにペン感覚で直感的にマウス操作ができた。
その持ち方だが、センサーの下側のへこみに親指を収める(ちょうどよいへこみなので間違えやすい)のではなく、左ボタン上の人差し指とセンサーの左側を親指で押さえ、まさにペンを持つように、センサーを親指と人差し指ではさみこむような感覚で持つとよい。
あとは、PCの設定でポインタの移動速度などを調整し、2、3時間使い込めば、他のマウスとは一味違った直感的な使用感を味わうことができた。
この持ち方がマニュアルなどに注記されていないので、初めて使ったときは非常に操作性が悪く感じたが、この持ち方に気付いてから評価が一変したおもしろいマウスである。